明石家さんま、「アミダばばあの唄」誕生秘話 桑田佳祐に「歌、作ってくれる?」直談判
2023年02月19日 22:17
芸能
![明石家さんま、「アミダばばあの唄」誕生秘話 桑田佳祐に「歌、作ってくれる?」直談判](/entertainment/news/2023/02/19/jpeg/20230219s00041000615000p_view.webp)
さんまは当時、「明石家さんまのオールナイトニッポン」でパーソナリティーを務めており、自分の番組の前にパーソナリティーを務めていたのがサザンオールスターズの桑田佳祐だった。「1部が桑田佳祐さん、2部が俺で、そこでサザンとも仲良くやらせてもらって」。番組の前後で交流がスタートしたという。
ある日、大阪のテレビ局内の廊下でギターを弾いていた桑田に、さんまが何気なく話しかけたという。「ぱっと見たら桑田君がギター弾いてて。“桑田君!”、“何?”、“アミダばばあの歌、作ってくれる?”、“いいよ”って、その場の雰囲気になったんです」。当日はさんまにドキュメンタリーのカメラが密着しており、その場も映像に収められたという。
しかし、ここで問題が発生。さんまは「サザンは人に曲を書き下ろさないというポリシーでやってるグループだった。“ありものはどうぞ使って下さい。その人のためには作りませんよ”という時代やったから、大騒動になった、後々に」と打ち明けた。
とはいえ、さんまの突然の要望にも、桑田はその場で快く引き受けてくれたという。「そこから日をまたいで(完成した)。でもある程度、会った瞬間にある程度の“アミダばばあの唄”はできてた」。桑田の手によって、哀愁あふれる「アミダばばあの唄」は完成。さんまとたけしのデュエットで売り出された。さんまは「俺の出したレコードでは唯一、ヒット賞をレコード会社からいただいたという、そういう流れやわ。それもオールナイトのおかげっちゃ、オールナイトのおかげ」と振り返っていた。