ファーストサマーウイカ初大河　大石静氏「会った途端、清少納言だ」ネットも祝福「ピアスの願掛け届いた」

　女優の吉高由里子（34）が主演し、主人公・紫式部役を演じる来年2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」に、タレントで女優・歌手のファーストサマーウイカ（32）が紫式部のライバル・清少納言役でレギュラー出演することが決定し21日、同局ドラマ公式ツイッターで発表された。大河初出演にして歴史上有名な人物役への大抜擢となった。 　待望の大河出演が発表されたファーストサマーウイカ。21年後期の連続テレビ小説「おちょやん」で朝ドラ初出演を果たし、これでNHKの2大ドラマを制覇。「プレッシャーに負けず、精いっぱい頑張ります！」「非常にワクワクしています！」と意気込んでいる。

　オリジナル脚本を手掛ける大石静氏は「ファーストサマーウイカさんには会った途端、清少納言だと思いました」と“一目ぼれ”だったことを明かしており「ステキな俳優陣に夢は膨らみますね」と今から期待に胸を膨らませている。

　15日放送の日本テレビ「上田と女が吠える夜」（水曜後9・00）では「験担ぎとまではいかないかもしれないんですけど、ずっと昔から役者さんになりたくて。いつか時代劇に出たくて、ピアスを開けませんでした」と告白していたウイカ。待ちに待った時代劇、しかも大河ドラマに初出演での大役抜擢にSNS上では「ピアス開けなくてよかったね！」「大河はもう少し時間かかると思ってたけど凄いな。めっちゃ楽しみ」「歴史物に出るためにピアスあけてないと公言していましたね。ウイカさんの清少納言楽しみにしてます」「キャストマジで最高すぎる！！井浦新さんとか国仲涼子さんとか大好きだし、清少納言がファーストサマーウイカさんなのも面白い笑」「ピアス開けない願掛け届いたね！」など祝福のコメントが寄せられた。

　清少納言は歌人・清原元輔の娘。才気煥発。一条天皇に入内した定子のもとに女房として出仕し、心からの忠誠を尽くす。「枕草子」は紫式部や藤原道長（柄本佑）にも影響を与える。紫式部は自身の「紫式部日記」で「清少納言こそ、したり顔にいみじう侍りける人」（得意顔、偉そう）と批判。宮仕えした時期は入れ違っている2人だが、どのような“バトル”になるのか注目される。

　「光る君へ」は連続テレビ小説「ふたりっ子」「オードリー」や「セカンドバージン」などで知られる大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。平安中期、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く。大石氏は06年「功名が辻」以来18年ぶり2作目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来16年ぶり2作目の大河出演にして初主演となる。