【芸人イチオシ】「ミサイルマン」岩部扮する武将様 恩人・千鳥の言葉が力に…「全国行脚し」天下統一狙う
2023年02月25日 09:00
芸能
![【芸人イチオシ】「ミサイルマン」岩部扮する武将様 恩人・千鳥の言葉が力に…「全国行脚し」天下統一狙う](/entertainment/news/2023/02/25/jpeg/20230225s00041000082000p_view.webp)
絵には「生誕の時、岡山の虎が~」などかっこいいと感じた時代劇のようなフレーズを添えていたが、芸人仲間からは「ダサくて持って帰られへんわ」とイジり倒された。そのズレに面白さを感じ「さらに振り切ってやろう」と“かっこダサい”フレーズに磨きをかけた。
そんなある日、関西のテレビ番組で「見事、見事、天晴れ!」と武将口調で食リポをしたところ大ウケ。手応えを感じた岩部はお笑いコンビ「千鳥」の勧めもあり、戦国大喜利などのコーナーを盛り込んだイベントを開催。客だけでなく小籔千豊(49)ら出演者からも大爆笑をかっさらった。
先輩にあたる千鳥は武将様キャラをずっと応援してくれている恩人だ。キャラ誕生当初に大悟(42)から「ワシはめちゃくちゃ面白いと思うとる」と絶賛され、ノブ(43)からも「いつ光が当たるか分からんけど続けといてくれ」と声をかけてもらったといい「2人の言葉があったからこそやって来られた」と感謝した。
武将様はあくまで別人と言い張る岩部は「武将様はこの辺でやめておこうというストッパーがない人。スベりそうな雰囲気があってもそのまま突き進んでしまうので嫌がる人もいるが、千鳥さんはスベりそうでも最後まで一緒に付き合ってくれる」と全幅の信頼を寄せる。それだけに千鳥の冠番組「いろはに千鳥」にかける思いはひときわ熱い。どんなにスケジュールが忙しくとも1、2カ月前から大量の小道具を準備し、収録も全力投球。忍者と壮絶な死闘を繰り広げたり、戦国時代に太閤・豊臣秀吉を笑わせるために行われていたドジョウすくいを千鳥に長尺で踊らせたりと大立ち回りで“武将様劇場”を繰り広げる。
ゴエ爺ことお笑いユニット「ザ・プラン9」の浅越ゴエ(49)とコンビを組み、ライブなどで披露している「戦国寸劇」も人気。戦国寸劇は「現代の芸人の諸芸(ネタ)はすべて戦国時代に行われていたもの」と言い放ち、芸人のネタを戦国バージョンにリメークしたもの。これまでに、吉本新喜劇のすっちー(51)と吉田裕(43)による、乳首を棒でえぐるしぐさに「ドリルすな!」「ドリルせんのかい!」とツッコむおなじみのギャグ「乳首ドリル」などを武将様流に。ドリル棒を日本刀に持ち替え、「乳首ドリルすな」のツッコミを「乳首袈裟切りするでない」とアレンジした。寸劇はどれも完成度が高く「お客さんもどちらが本家か分からなくなっていると思います」とニヤリ。「手の動きの細かいところまで完全に再現しています」と自信たっぷり。
現在は関西が活動の中心だが「今後は江戸(東京)でのライブを増やしていきたい」と抱負。配信などさまざまな形で笑いを楽しむことができる中、客前でネタをすることにこだわり「全国行脚して、日本各地でライブをしたい」と天下統一へと歩みを進める。
○…岩部扮する武将様が3月19日に京都・よしもと祇園花月で戦国ライブ「戦国緊急企画!コウテイ解散に伴い、シモタの新相方選考会!の巻」を開催する。1月31日をもって解散したお笑いコンビ「コウテイ」のシモタ(29)のために募集した新相方候補の中から、武将様が選考した数人をシモタに推薦。「当日、新相方が誕生するやもしれません。歴史の1ページを見に来てください」とアピールした。
○…相方の西代洋(42)はド派手な武将様と違って現在、地道にリハビリ中だ。昨年12月に古傷の膝がウォーキングのしすぎにより悪化。膝前十字靱帯と内側半月板を損傷、下肢の内反変形で手術した。術後の痛さを体感しようと鎮痛剤の服用を止めたところ「体の中が熱いというか、人生でレコードの痛み。骨を切ったんですけど“切腹”したら、きっとこんな感じやと思います」と振り返った。1月に退院して仕事はすでに再開。リハビリは9月まで行う予定で完全復活を目指す。
◆ミサイルマン(2000年結成)
◇岩部 彰(いわべ・あきら) 1980年7月19日生まれ、佐賀県出身の42歳。趣味は絵、裁判傍聴。血液型O。
◇西代 洋(にしだい・ひろし) 1980年9月27日生まれ、大阪府出身の42歳。趣味は音楽鑑賞、読書。血液型A。