「どうする家康」離反の夏目広次、名前間違い連発は三方ヶ原フラグ?身代わり土屋長吉の懺悔にネット涙も

2023年02月26日 20:45

芸能

「どうする家康」離反の夏目広次、名前間違い連発は三方ヶ原フラグ?身代わり土屋長吉の懺悔にネット涙も
大河ドラマ「どうする家康」第8話。 千代(古川琴音)に“誘われた”夏目広次(甲本雅裕)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は26日、第8話が放送された。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第8話は「三河一揆でどうする!」。本證寺から年貢を徴収しようとする松平家康(松本潤)に対し、一向宗徒が三河各地で一揆を起こした。家康は武力による抑え込みを図るが、一向宗側には有能な軍師がいるらしく、すべての作戦が裏目に出る。松平昌久(角田晃弘)など周囲の領主が寝返り、家臣の夏目広次(甲本雅裕)まで裏切る中、家康は服部半蔵(山田孝之)に内乱を仕掛けることを命じる。寺に潜入した半蔵が目にした空誓(市川右團次)を補佐する“軍師”の正体とは…という展開。

 家臣に一向宗徒が多い広次は苦渋の離反。家臣と刃を交えることになった後、本證寺から岡崎城に戻ると「(空誓は)ただ、これまで通り、寺々の不入の権を守りたいだけ。ならば、これまで通り、何もかも元通りというわけには参りますまいか。何も、なかったかのように」と涙の訴え。

 そして、吉良義昭(矢島健一)が家康家臣を調略。広次は千代(古川琴音)を通じ、義昭の誘いに乗ってしまう。広次の離反を大久保忠世(小手伸也)が報告。石川数正(松重豊)は「殿は夏目殿を軽んじておられますから。ちっとも名前を」と家康の名前間違いを指摘した。

 家康は「自分でもよう分からぬが、つい、夏目吉次(よしつぐ)の名を間違えてしまうんじゃ」。数正と忠世は「広次」と即座にツッコミを入れた。家康は前回第7話(2月19日)も「夏目広信(ひろのぶ)」、この回序盤も「夏目信広(のぶひろ)」と名前を間違えた。

 そして「北側から攻めれば、敵も手薄でございます」と家康に罠を仕掛けた土屋長吉重治(田村健太郎)は、主君を裏切ったことに逡巡。銃撃され、倒れた家康に槍が向けられた瞬間、覆いかぶさり、代わりに刺された。

 岡崎城に運ばれた長吉は懺悔。瀬名(有村架純)は「そなたも、熱心な一向宗徒じゃ。仏様と殿との間で、苦しんでおったんじゃろ」。長吉は「お気をつけなされ。裏切り者は、まだ、親しい、ご家臣にも…」と息絶えた。それは本多正信(松山ケンイチ)だった。

 SNS上には「いつまでも名前覚えてあげない主君だし、裏切られてもしようがないね」「長吉が体を張って殿を守った姿に涙でした」「長吉…泣かせの場面と分かってるが、泣けてしまった」「もしかして、長吉は家康への忠義心に苛まれながら、一向宗の軍師××が放った刺客?裏切り者の存在をにおわせて家康の猜疑心を煽る」などの声が続出。反響を呼んだ。

 夏目広次は「三河一向一揆」「伊賀越え」と並び、徳川家康3大危機とされる「三方ヶ原の戦い」における最大の功労者。夏目漱石の先祖ともいわれる。今回の“名前間違い連発”に「夏目殿が度々名前を間違えられるの、三方ヶ原の伏線…」「夏目さんのこれ、三方ヶ原のフラグだよなぁ」などの考察もあった。
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