東山紀之が侍・村上宗隆を独占取材 明かされる4番へのこだわり、WBCへの覚悟、メジャーへの思い
2023年03月04日 10:00
芸能
当時小学4年生だった09年の第2回WBC決勝の韓国戦で延長10回にイチローが決勝打を放ち連覇へと導いた試合をテレビで見ていた。「すごく興奮しました」と、WBCに強い憧れを抱いた。小学校の卒業文集には「WBCに選ばれて世界で活躍したい」と記した。
村上にとって「日本代表」は近くて遠かった。高校時代は九州学院で1年生から活躍していたものの、選考で落選。中学・高校を通じて年代別の日本代表に選ばれたことはなかった。その悔しさから「すごく日の丸に対しての思いも強い」と人一倍だった。
プロ入りわずか5年で日本一の打者へと変貌を遂げた村上。そのキッカケを作ったのは歴代2位の本塁打記録を持つレジェンド・野村克也氏だった。1年目の時に「バッターにとって壁は命。足の上に上体がくっついてるから、足を正しく動かせば上は自然とついてくる」と下半身の大切さを伝えられた。
この教えを胸に下半身強化を続けたことが日本一の打者になった要因となった。圧倒的な成績を残し、憧れだったWBCの侍メンバーに選ばれた。今回の侍ジャパンにはメジャーリーグで活躍するエンゼルス・大谷翔平らが集結するが「4番を打ちたい」と譲る気はない。
打線の主砲として村上が見据えるのは「世界一を獲ることしか見てない」と14年ぶりの世界一奪還。大谷、ダルビッシュ有投手ら豪華メンバーもそろい「それが可能なメンバーだと思うので、何とかそこに貢献して、世界一を獲りたい」とバットで勝利へと導く。
そして、東山から「いずれメジャー行くじゃないですか」と将来的なことを聞かれると「行きたいですね。僕の目標として、アメリカでプレーをして、アメリカで活躍したいっていう思いがある」と野望も明かした。