ひろゆき氏 Winny事件で開発者への司法判断の遅さに驚き「最高裁まで無罪が出ないのでマジかよ?と」
2023年03月04日 17:11
芸能
金子さんは同ソフトで、現在のブロックチェーンの先駆けにもなっているP2P技術を実用化した有能な技術者だったが、無罪確定後の13年に心臓の病で死去。42歳の若さだった。
同ソフトが公開されたのは、ひろゆき氏の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の掲示板だった。ひろゆき氏は「途中で情報漏えい事件があって、“Winny使わない方がいいよね”というのがニュースであったと思うんですけど、情報漏えいが起こってしまうのを、起こらないようにしようという開発をできなくさせちゃったというのが、事件の一端としてあるんですね。金子さんを逮捕することによって」と指摘した。
日ごろから日本のデジタル後進国ぶりを批判しているひろゆき氏。「本来、“こういう技術ですよ。でもミスがありました。じゃあこれを直して良いものにしよう”というので、今だと仮想通貨とかで(その技術が)使われているんですけど、サーバークライアントの“B to B”の仕組みが。あれをちゃんと金子さんだったり、日本に技術者が広げていたら、もっと今ごろ日本のITは良くなっていたんじゃないかなと思うんです。残念だなと思いつつ」と、失望感を口にした。
番組ではこの裁判について、「凶器の刃物を作った職人を罪に問えるのか?」といったたとえで表現。ひろゆき氏は「結局、日本の警察は“よく分からんけどとりあえず逮捕してしまえ”というのはやるよね、というのが分かってた時代」と、当時の警察の捜査態勢に疑問を呈した。自身は金子さんの無罪を確信していたようで、「さすがに大丈夫だろうと思いきや、最高裁まで無罪が出ないので、マジかよ?という感じはしていました」と振り返っていた。