谷原章介　初レシピ本　料理は心が整う大切な時間　10人家族で夕食作り担当…こだわりメニューで腕前披露

　俳優の谷原章介（50）が初めて料理本を手がけた。「谷原家のいつもの晩ごはん」で、4月20日にマガジンハウスから発売される。芸能界きっての料理上手として知られる谷原は、10人家族の谷原家で夕食作りを担当。父親としての素顔が見られるレシピが満載だ。 　朝はフジテレビの情報番組「めざまし8」（月～金曜前8・00）の司会を務めている谷原。夜のルーティンは晩ご飯作りだ。それも、妻、6人の子供、父、義母、自分の10人分。「子供の頃から料理が好きなので苦ではない」といい、毎日楽しみながらキッチンに立っている。

　本書では、簡単レシピから子供に人気のレシピ、パーティー用などのメニューも紹介。「谷原家スタメン入りの最愛リピートごはんベスト10」では、ニラではなくネギを使った「ねぎ餃子（ギョーザ）」を紹介。ニラがないときに冷蔵庫の万能ネギを入れると、これが美味で定番化された。大家族だけに少なくとも一度に80個は作るメニューだ。

　また、鶏肉の消費量も非常に多く「鶏のパリパリ焼き」など鶏料理のレシピも多数。子供たちに1番人気のフライドポテトは、油の温度を変えて二度揚げするこだわりようだ。

　谷原にとって料理は心が整う時間。献立を決めて買い物をし、家に帰って仕込みをして調理。「目の前のことだけに集中して完成すると、いつの間にか心のもやもやが晴れている」と気分転換には欠かせない。

　大切にしているのは「食事を楽しむこと」。レシピ本ながら、あとがきで「料理は作らなくて良いと思ったりもします」とつづっている。その真意を「出前でも、スーパーのお総菜でも、コンビニのおにぎりでも、大切な人とおしゃべりしながら楽しい時間が過ごせれば、それが最高だと思います」と明かし、「誰かのために料理を作ること、そして作ってもらえることはとてもぜいたくなこと。この本の料理で楽しい時間を過ごしていただけますように」と締めくくった。