林家菊丸「これから真価が問われる」 芸術祭大賞受賞で気持ち新た
2023年03月06日 12:56
芸能
受賞記念ウィークには、過去に大賞を受賞した桂文枝(79)、染二、桂文之助(66)、笑福亭松喬(62)、女道楽師・内海英華(62)らが主演し、公演を盛り上げる。
菊丸は94年、染丸に入門。古典から創作まで幅広くこなし、人気と実力を兼ね備える噺家となった。14年、林家菊丸の大名跡を115年ぶりに復活させ、襲名した。師匠の染丸は脳梗塞で療養中。菊丸は「起き上がって歩くことはかなり厳しい状況」と現状を説明。「筆談はできます」と明かした。受賞については「涙を流して喜んでいた」と染二。「拍手していただきました」と菊丸。「師匠は紙に“おめでとう”と書いた後、“賞金は?”と書いてました」と、弟子を笑いをまじえて祝福した。
賞金60万円は「娘さんの学費で消えるようで」と染二が暴露し、菊丸も苦笑い。「5月には(神戸)新開地・喜楽館で受賞記念ウィークをやります」。5月2日、7月5日にも所属する吉本興業主催で「ようこそ菊丸です」(天満天神繁昌亭)を開催する。