サザンの原由子が鎌倉で13年ぶりに単独ライブを開催 夫の桑田佳祐もサプライズ登場してデュエット
2023年03月07日 21:00
芸能
自身がボーカルを取ったサザンの名曲「鎌倉物語」(85年)でスタート。透き通る少女のような歌声は健在で、観客は気持ちよさそうに聴き入った。
横浜市生まれの原だが、隣の鎌倉市に親戚がいたため幼い頃から親しんできた場所。夫の桑田佳祐(67)も鎌倉学園高出身と、夫婦そろって鎌倉になじみがある。トーク中にも「大仏とかいいですよね。長谷寺も大好きで」と鎌倉が好きな一面を見せていた。
昨年10月に発売された31年ぶりのソロアルバム「婦人の肖像(Portrait of a lady)」の楽曲を中心に22曲を披露。本編の終盤には同アルバムのリード曲「鎌倉 On The Beach」。「鎌倉物語」の続編を描くように作られた歌で、鎌倉の“ご当地ソング”を2曲歌唱した。
アンコールではサザンの人気曲「私はピアノ」(80年)を歌って観客を沸かせた。最後には桑田もサプライズ登場し、原をねぎらうように花束を手渡した。2人で橋幸夫&吉永小百合の名曲「いつでも夢を」を夫婦で仲良くデュエットし、大きな拍手が送られた。
桑田が「原由子の夫でございます」と言えば、原が「桑田佳祐の妻です」と息ピッタリのやりとりを繰り広げた。気をよくした桑田が「竹内まりやさんです!」とジョークを飛ばすと、原も「(山下)達郎の妻です」とボケで返すなど、夫婦漫才のような展開に1500人の観客は大爆笑した。
新アルバムの制作や今回のライブの選曲、リハーサルなどは桑田が中心となってサポート。二人三脚で進めてきた。桑田は「良い季節に鎌倉で。あなた幸せだよ。すばらしいお客さんだし」としみじみ。13年前のライブにも桑田は飛び入りで出演。その後に大病を患っており、原は「今回はそういうことがないようにね」と願いを込めた。
サザンは6月25日にデビューから丸45年を迎える。今後の活動については何も発表されていないが、原は「サザンオールスターズもよろしくお願いします」と呼びかけた。