吉本新喜劇・美術倶楽部の初個展開幕!目玉は酒井藍が5日かけて描いた座員112人大集合ペン画
2023年03月09日 13:50
芸能
部長を務めるボンざわーるど(43)は「3Dプリントロボット」で座員を模った作品を制作。特長が捉えられており「座員の方は変というか面白い方ばかり。皆さん、キャラが濃いんで作りやすかった」そうだ。ボンは18年にお笑いコンビ「カナリア」を解散。20年1月から新喜劇座員となった。一方でイラストを描くことが得意で“デザイナー芸人”としても知られ、新喜劇の小道具なども作ってきた。
新型コロナ禍で外出できなくなった頃、以前から興味のあった1台8万円する3Dプリンターを2台購入。プラスティックやゴムを使って制作を始めた。ただ、今所持しているプリンターは最大で15センチ四方のモノしか作れないため「部品をいくつか作って、座員1人のロボットを作るのに20時間かかる」。大ベテラン・末成映薫(76)の頭の部分を作るのに「10時間かかりました」と苦笑いだ。
“鉢子”を名乗る金原早苗(35)は植木鉢に鮮やかな絵を描いた作品。知人のウチで見た植木鉢が「花より、鉢に目が奪われた」と制作を思いつき、ついでにアーティスト名も“鉢子”にした。「3年前から始めて、やっと個展ができました」と喜び、「(作品を)売ったお金でタワーマンションに住みたい」と目標を掲げた。
個性あふれる作品が展示され、販売もしている。部員には他に吉田ヒロ(55)、小林ゆう(24)がいる。入部希望した石田靖(57)は「暴れたらダメなのでお断りしました」とボンは笑わせた。