武田真一アナ NHK「ニュース きん5時」最後の出演で感謝「育てていただきありがとうございました」
2023年03月10日 17:20
芸能
さらに串カツをほおばるプライベートでの笑顔の写真を披露し、「関西、大阪の皆さま、本当にお世話になりました。やっぱ大阪好っきゃねん」と愛着をアピール。視聴者への感謝を伝え、「引き続きよろしくお願いいたします」と締めた。
武田アナは2月末まで大阪放送局に所属した。フリーに転身後も、外部出演者として同番組や連続テレビ小説「舞いあがれ!」の1週間振り返り(土曜前8・00)ナレーションを担当。「きん5時」は3月17、24日が大相撲中継のため放送休止で、年度内最後となる31日は武田アナは出演しないため、10日が最後の出演となった。
この日は小籔千豊らと共演し、東日本大震災などについて取り上げ、長年被災地を支援する歌手・さだまさしにインタビューしたVTRも放送された。災害報道に携わってきた武田アナは「アナウンサーの立場で被災地を取材し伝えることが仕事と思っていたが、それだけじゃない。これからは1人の人間として、知り合った人と付き合い、少しでも手伝い、ずっと一緒につながっていきたい」と語り、さだに「おっしゃるとおりで、人間同士のつながりが一番大切」と共感された。
1990年に入局。08年に「ニュース7」のメインキャスターに就任し、その名前と顔が全国に浸透した。落ち着いた語り口に爽やかなルックスが人気を集め、オリコンが集計する「好きな男性アナウンサーランキング」にも常連となった。16年には「紅白歌合戦」の総合司会も務めた。21年には、前田晃伸前会長の「地域拠点局」の強化方針により、大阪放送局へと異動。大阪発の全国番組で存在感を示していた。
「舞いあがれ!」のナレーションは4月1日(最終回)が最後。4月からは3月終了の日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)の後番組「DAYDAY.」(月~金曜前9・00)のMCを務める。
◇武田 真一(たけだ・しんいち)1967年(昭42)9月15日生まれ、熊本県出身の55歳。90年に筑波大を卒業しNHKに入局。00年に平日正午の「NHKニュース」を担当した。06年から08年までは沖縄放送局で勤務。東京に異動後、17年に「クローズアップ現代+」のメインキャスターに就任した。趣味はギター。