狩野英孝 実家の神社を継ぐ決意の理由「地元で守ってきた神社、どうなるんだろなって」
2023年03月11日 17:50
芸能
お笑い芸人になったのも、神職に就かないという意思の表れだったという。「東北にあまりお笑いを見る文化がなくて、芸人とか好きは好きだったんだけど、やったらあきらめてくれるんじゃないかというのもあって。やったら、だんだんだんだん“神主やりなさいよ”と言われなくなったんですよ」。ところが、ここで狩野の心には不思議な感情が目覚めたという。「言われないと、“やんなくていいの?”っていう。不思議とそうなってきて」と明かした。
地元への思いも、神職を志す理由の一つだったという。「自分が年を取って、地元に帰るたびに、自分の親も含め、みんなを年を取っていって、“あれ?ここ地元で守ってきた神社、どうなるんだろな。俺、やらなかったら”って思って。責任感がやっぱり出てきて」と、率直な気持ちを語った。今では「七五三だったり、お祭りだったり、年末年始は帰ってやらせていただいてますね」と、芸人との二足のわらじで活動しているという。
2014年に資格を取得。本来は大学で4年間かけてみっちり学ぶ神道を、狩野は2カ月の超短期コースで詰め込んだという。「毎日テストがあります。昨日、勉強習ったやつが今日テスト。今日習ったやつは明日テスト。とんでもないスケジュール。そこに落ちると“じゃあもう来なくていいですよ”と。結構厳しくて。その時は芸能界の仕事をお休みさせていただいて、行ってきましたね。もう大変…大変なのは当たり前ですけど」と、勉強漬けの日々を振り返っていた。