「どうする家康」家康の愛読書「吾妻鏡」登場 ネット沸く!昨年「鎌倉殿の13人」最終回とリンク
2023年03月12日 20:45
芸能
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「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。
第10話は「側室をどうする!」。岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名(有村架純)。ある日、於大(松嶋菜々子)は2人に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう訴える。選ばれたのは、不愛想だが気の利く侍女・お葉(北香那)。松平家康(松本潤)はお葉と一夜を過ごすことになるが、お葉は怪しい?行動に出る…という展開。
お葉は今川家臣・鵜殿家の血筋の娘。鵜殿長照(野間口徹)を討った家康は罠を警戒したものの、於大と瀬名に押し切られた。
お葉が寝所に向かう前、瀬名と登与(猫背椿)が指南。瀬名は「殿はお耳がお弱い」「こうして、お耳を触って差し上げると、へなへなとなって、気持ちよさそうにしておる。そうすると、たいてい赤子のように甘えてくるから、よしよしよしとおなかを撫でてやれば、もう思いのままじゃ」と実践し、家康の“弱点”を明かした。於大は「おえっ」と気持ち悪がった。
お葉はアドバイス通り、耳とおなかを攻め、務めを果たした。
喉が渇けば湯、草履の緖が切れそうになると新品が出てくるなど、家康もデキるお葉を気に入った。「吾妻鏡」を読んでいると、肩を揉んでくれた。
「吾妻鏡」は鎌倉幕府が編纂した公式の史書「吾妻鏡」。成立は鎌倉時代末期の13世紀末から14世紀初頭とされ、治承4年(1180年)の「以仁王の乱」以降、鎌倉幕府の歴史が記されている。「鎌倉殿の13人」の脚本を務めた劇作家・三谷幸喜氏も「これが原作のつもりで書いている」と語っていた。
「鎌倉殿の13人」最終回(12月18日)の冒頭。「『吾妻鏡』は鎌倉幕府による公式の歴史書である。源頼朝が挙兵してからの出来事が詳細に記されている」(語り・長澤まさみ)。寝転んで史書「吾妻鏡」を読んでいる男。顔が現れると、それは松本演じる徳川家康――。
「1564年 三河」のテロップ。「熱心に『吾妻鏡』を読んでいるこの男は、のちの征夷大将軍徳川家康。彼もまた坂東に幕府を開くことになる。家康は『吾妻鏡』の愛読者であった」(語り・長澤)。
家康「いよいよ承久の乱の始まりか。ドキドキしてきた。一回落ち着こう」
しかし、左手に「吾妻鏡」、右手にお茶。手元がおぼつかなく、「吾妻鏡」が濡れてしまう。「ああ、ああ。どうしよう」――。
「どうする家康」第10話も永禄7年(1564年)が舞台。SNS上には「こっちの世界の家康も『吾妻鏡』を!」「『鎌倉殿の13人』最終回につながった!」「(『吾妻鏡』を読む家康)『へぇ…女子(おなご)はきのこが好き、と』」などの声が上がった。