男女逆転「大奥」最終回 あの“怪死”も…桜は1人 久通の“夢”に吉宗も涙 ネット「何度泣かせるんだ」
2023年03月14日 22:45
芸能
![男女逆転「大奥」最終回 あの“怪死”も…桜は1人 久通の“夢”に吉宗も涙 ネット「何度泣かせるんだ」](/entertainment/news/2023/03/14/jpeg/20230314s00041000200000p_view.webp)
原作は「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などの漫画家・よしながふみ氏が、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載した同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。
過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は家光編から物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」などの森下佳子氏。主題歌はシンガー・ソングライター、幾田りらが新曲「蒲公英」(たんぽぽ)を書き下ろした。
第10話は「八代将軍吉宗・水野祐之進編」。村瀬正資(石橋蓮司)の“謎の死”と同時に紛失していた没日録が、徳川吉宗(冨永愛)の手元に戻る。しかし、隠されていた衝撃の事実を知ることに。そして、将軍の座を長女・家重(三浦透子)に引き継ぎ、後世へと希望を託し…という展開。
病に倒れた杉下(風間俊介)が天に召された。
夕暮れ、吉宗と加納久通(貫地谷しほり)は縁側に佇み、商人からの税徴収を提案した田沼意次(當真あみ)に感心。この日は久通最後の出仕の日。吉宗は没日録に記されていた“秘密”を確かめた。
久通は幼なじみの吉宗のため、尾張の徳川吉通や吉宗の姉2人を殺めていた。村瀬殺害も御庭番に命令。「最後は上様のためではござりませぬ。見ていたかったのでございます。信様が将軍の座に就かれ、この国を導いていくお姿を。いつでもお手打ちになる覚悟で今日まで生きてまいりました。どの道この冬は越せぬと言われております」。久通の“一炊の夢”だった。
吉宗は「つらかったであろう、久通」と涙した。春。桜を見る吉宗の横に、久通はいなかった。
吉宗が没日録を村瀬がいた部屋に返しに行くと、いないはずの村瀬が“出迎え”。吉宗は畳に倒れ込んだ。家重らに見守られ、床に伏した吉宗は「滅びぬ。この国は滅びぬ」――。笑みを浮かべ、息を引き取った。
吉宗は生前、田沼に託していた。「この国から、赤面を駆逐してほしい。私の目の黒いうちに事を成し得るのは、難しそうじゃ。どうか、この後はそなたと家重と力を合わせ、頼む!吉宗、今生最後の願いである」――。
幼なじみの絆に、SNS上には「吉宗と久通の最後の場面は貫地谷しほりちゃんが久通と聞いた時から楽しみにしていた場面。幼い2人の回想と、1人きりの吉宗の図に泣けた」「吉宗と久通、冨永愛と貫地谷しほりでいこうと決めた人、本当にありがとうだった…完璧すぎた(泣いている)」「1クールで何度泣かせるんだ!1話の間で何度泣かせるんだ!マジで毎将軍のラスト大号泣してるんやが!」などの声が続出。冨永&貫地谷の熱演も、視聴者の涙を誘った。
「Season2」は「医療編」「幕末編」と銘打ち、今秋放送される。