池松壮亮 10歳での子役デビューの意外なきっかけを告白「300円の野球カードにつられてしまって」
2023年03月17日 16:35
芸能
![池松壮亮 10歳での子役デビューの意外なきっかけを告白「300円の野球カードにつられてしまって」](/entertainment/news/2023/03/14/jpeg/20230314s00041000322000p_view.webp)
福岡出身の池松は4人きょうだいの2番目だとし、「姉と妹と弟がいます」と明かした。「10歳からこういう活動を始めたんですけど、それまではスポーツしかやってなくて。ラグビーと野球をやってました。家でゲームしたりとかも好きじゃなかったですし、ずっと外で遊んでる。割と活発な子だったと思います」と振り返った。
子供の頃は将来、野球選手になりたかったと明かされると、「みんなそう思ってやってるとは思うんですけど、野球大好きで、小、中、高まで野球やりまして。こういうお芝居の仕事よりも野球が大好きでした」と池松。「小学校で強いチームで、福岡のそこらじゅうからうまい子が集まってくるようなチームだったんですけど、大体小学校の時点でプロに行けるかどうか分かるんですね。でも夢は見てました、でも」と続けた。
また、「ライオンキング」のオーディションを受けたきっかけについて黒柳が「お母さまから野球カードを買ってあげるって言われてオーディションにいらして。ライオンキング」と語ると、池松は「そうなんです」と告白。
「全然僕、そういう歌ったりとか踊ったりとか、人前でお芝居したりっていうこと、全く興味なかったんですよ」と池松。「ただ姉がそういことを少しだけやっていて福岡で。で、ライオンキングのオーディションが男の子と女の子があったもんですから、姉がすぐ受けるって言って。で、“どうせならあんたも行ってきなさい”って言われて。なんで行かなきゃいけないのか本当に分からなくて。“絶対に嫌だ”って言ってたんですけど、なかなか欲しいものを買ってもらったりしたことがなかったんです。で、300円の野球カードにつられてしまって。“分かった行ってくる。絶対買ってよ”って行ったのが始まりでした」と回顧した。
そこで見事に「ヤングシンバ」役を射止めたが、「いやもう信じられなかったし、本当に人前に出るのが苦手だったんですね。恥ずかしがり屋で」。オーディションでは坂本九さんの「上を向いて歩こう」をずっと下を向いて歌っていたとし、「そしたら受かりました。びっくりしました。親が一番びっくりしてたと思います」と笑ってみせた。
その後は2年間劇団四季に在籍したが、初めて舞台に立った日には「初めて親が人前で泣いてる姿を見まして。なんかそれがずっと残像のように残ったんですよね、子供の頃。こんなに近しい人、親ですけど、こんなに感動するんだと思って。やっぱそこでスイッチが入ったような感じはありますね」としみじみ。「野球だけじゃなくて、とにかくいろんな経験をしながら大人になっていきなさいっていうような親で。俳優にしようとは思ってなかったと思うんですけど」と感謝の思いを口にした。