大食い「魔女」菅原初代さん死去 大腸がんで闘病 「9キロは余裕!」名言残し わんこそばは衝撃480杯
2023年03月18日 04:55
芸能
菅原さんは、2007年に「元祖!大食い女王決定戦」札幌予選で番組初出演。クールな表情と恐ろしいまでの食べっぷりに、番組司会の中村ゆうじから「魔女菅原」と名付けられた。08年には当時、全盛期だったギャル曽根(37)を破り、10年まで3連覇。天ぷら茶漬け9キロを食べ「9キロは余裕!」との名言も残した。地元盛岡市で開催されている「全日本わんこそば選手権」でもゲスト出演ながら歴代5位かつ女性で1位の480杯という記録を持っている。TBS「水曜日のダウンタウン」などにも出演。21年のテレ東「最強大食い女王決定戦」では11年ぶり優勝を果たすなど健在ぶりを見せつけていた。
その大食い手法は理論派。食べる量やスピードを綿密に計算して「計算通りに食べ進めればおのずと勝ちが見えてくる」と語り、大会前には皮下脂肪を下げ、胃を広がりやすくするトレーニングを欠かさなかった。私生活では1児の母。16年に盛岡市内でパン店を開業したが、大腸がんの発覚で閉店していた。
▽大腸がん 近年、罹患(りかん)者数は増加。1年間の罹患者数は約15万人。男性は前立腺がん、女性は乳がんに続きともに2位。女性のがんの死亡者数では1位となっている。若年層も増えており、背景には食の欧米化、肉類摂取の増加がある。アルコールや喫煙、プロテインなどタンパク質の取り過ぎもリスクとなる。逆に野菜や食物繊維は予防効果が高い。早期発見がカギで、検便や大腸カメラでの検査が推奨されている。