川崎宗則 侍の印象的シーンは吉田正尚のポール際3ラン「居合抜きのよう」「吉田選手しかできない」
2023年03月23日 16:53
芸能
吉田は3点を追う7回、内角低めの変化球を右翼ポール際まで運ぶ同点3ラン。2度の満塁機を逃すなど、走者をためながらあと1本が出なかったチームのムードを、大きく変える一発だった。
川崎はこの一撃を「特許同点3ラン」と表現。「あのインコース低めのチェンジアップ。ヘッドを返さず、居合抜きのように打ちましたね。しかも、ホームランまで飛ばしてしまうという、吉田選手のスイングの強さですよ」と、あらためて驚きを口にした。
低めにストンと落ちる球。川崎によると、「自分の右足に当たるか、当たってもよくてファウルなんです。あの形で打っても、ライト前に落ちてくれればいいかなと」と、難易度が極めて高いという。それだけに、「それを100メートル以上飛ばしているんです。吉田選手しかできない」と絶賛。「バッティングの“特許”は3年となってますけど、これが受理された日がこの日でした。3年間、彼しかできません」と、ジョークをまじえた独特な言い回しで褒めたたえた。
川崎が特に強調したのが、バットのヘッドを返さないスイング。「バットを本当は“てこ”のように返したいんですよ。そうすることでヘッドが走って、ボールが飛んで行くんですよ。それをヘッドを走らせず、テニスのラケットのようにして(打った)」と解説。「僕が説明するのが難しいくらい特許なんです。すごかった」と、惚れぼれした様子で熱弁していた。