「帰ってきたウルトラマン」団時朗さん死去に業界衝撃…つるの剛士ら歴代ウルトラマン俳優が追悼

2023年03月24日 10:43

芸能

「帰ってきたウルトラマン」団時朗さん死去に業界衝撃…つるの剛士ら歴代ウルトラマン俳優が追悼
団時朗さん Photo By スポニチ
 1971年に放送されたTBS系「帰ってきたウルトラマン」の郷秀樹役などで知られる、俳優の団時朗(だん・じろう、本名村田秀雄=むらた・ひでお)さんが22日、肺がんのため死去した。74歳。24日に所属事務所が発表した。
 突然の訃報に、業界に衝撃が走った。「ウルトラマンガイア」主人公を演じた俳優・吉岡毅志は「団時朗さん、本当に沢山沢山ありがとうございました。ウルトラマンとしてはもちろんのこと、団さんにはプライベートでも本当に可愛いがって頂きました。感謝しかありません。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と感謝。

 「ウルトラマンダイナ」つるの剛士は「いつも優しく接してくださり、お酒を飲んでいるときに電話してくれることもありました。近々、諸先輩方々も交えて集まろうと企てていたところだったのでとても悔しくて残念です。郷さん、ウルトラの星からボクたちを見守っていて下さい。団時朗さんのご冥福を心からお祈りいたします」と故人を偲び、「ウルトラマンレオ」真夏竜も「帰ってきたウルトラマン、団さんが亡くなられました 心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした。

 親交のあったお笑いタレント・なべやかんは「えー!先日、電話でお話ししたばっかりだったのに。信じられない。ショック過ぎる」と投稿。また、「ウルトラシリーズ」のデザインを手掛けたデザイナー/イラストレーターの丸山浩氏は「団時朗さんが光の国に帰っていかれた…ありがとうございました」と感謝を記した。

 所属事務所によると、団さんは2017年夏に肺がんの診断を受け、闘病。昨年末に悪化し、帰らぬ人となった。「病気になってからも、ユーモアと優しさを失わず、生きるパワーに満ち溢れて仕事に邁進しておりました」と伝えた。

 団さんは1968年、資生堂のテレビCMに出演し注目を集め、1971年に円谷プロのウルトラシリーズ「帰ってきたウルトラマン」で主人公・郷秀樹に抜てきされ、人気を博した。84年片岡孝夫主演の「ハムレット」でフォーティンブラスを演じて以降、舞台俳優として活躍。同年、江守徹、日下武史主演の「Good」、坂東玉三郎公演「長崎十二景」、`85年杉村春子主演「浮巣」、森光子主演の芸術座公演、また森繁久弥座長公演と立て続けに出演し舞台俳優としての地位を確立した。最近は、その日本人離れした押し出しの強さと、ロマンスグレイの風貌、確かな演技力でシリアスな役からコミカルな役まで守備範囲は広く、TV、映画など幅広く活動していた。

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