藤井王将 2日目夕食タイムで勝負手準備 7冠懸け4・5から名人戦 持ち時間減らない30分間有効活用
2023年03月25日 05:05
芸能
2月からのダブルタイトル戦こそいい形で終えたが、4月5日からは渡辺明名人(38)に挑む名人戦が始まる。すでに準備を進める中で、肝となるのは第2日の夕食休憩(午後5時から30分間)だ。対局も佳境に入る時間帯に食事を取るのが名人戦の特徴で、初体験となる藤井は「昨年の渡辺名人はおそばを注文していましたね」とさりげなく指摘。これまで2日制対局の午後はおやつタイムに固形物は辞退し、ドリンクだけで済ませてきたが今回は様相が異なる。「夕休は時間計測が止まる。自分もそこでどうするか(渡辺名人の前例に倣うかどうか)を考えています」と、終盤戦の最中にがっつりと栄養補給する考えを示した。史上最年少名人への準備に手抜かりはない。
同市内のピアートホールで行われた祝勝会には約400人のファンが集結。藤井は「今日の対局はなくなってしまいましたが、このように温かく迎えていただき、とてもうれしく思います」とあいさつした。第7局で正立会人を務める予定だった青野照市九段(70)とのミニトークショーも軽やかにこなし、万雷の拍手を浴びていた。