橋下徹氏　岸田首相のしゃもじ贈呈「センスなし。武器提供していないにも関わらず外から勝て勝てと…」

　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（53）が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。岸田文雄首相がウクライナの首都キーウ（キエフ）を訪問した際、ゼレンスキー大統領に地元・広島県の必勝祈願のしゃもじなどを贈呈したことに言及した。 　松野博一官房長官は23日の記者会見で、岸田首相がしゃもじと、折り鶴をモチーフにした宮島御砂焼のランプを贈呈したと明らかにした。世界遺産・厳島神社で知られる宮島（広島県廿日市市）は、しゃもじが特産品として有名で「敵を召し（飯）捕る」との語呂合わせから、必勝祈願にも使われる。

　橋下氏は「日本はウクライナの支援する側に立っているわけですから、ウクライナに勝ってもらわなきゃ困るというのは、その通りだと思う。ただ、それがしゃもじっていうのは僕もセンスがないと思う」と指摘。「日本は武器を提供していませんのでね。僕は武器を提供すべきだという持論なんですけども、今は日本はできません。武器を提供していないにも関わらず、外から勝て勝てというのも不適切だと思います」と言い、「ただ、これはウクライナの人たちが怒るんだったら僕らも反省しなきゃいけないと思うんですけど、ウクライナのゼレンスキー大統領やウクライナ側から批判の声が出ていないので、国内で国会でここまで厳しく言うことでもないのかなと。センスがないよねと、そういう話なのかなと思います」と自身の考えを述べた。