角野卓造「早すぎだろ」渡辺徹さん61歳での旅立ちを悔しがる 「バカ言い合って大笑いしたかった」
2023年03月28日 14:35
芸能
式典終了後の囲み取材にも対応。「とってもいい会だった。(渡辺さんが)慕われているのがわかった。喜んでいると思う」と笑顔を見せながら振り返った。
設けられた祭壇には、2020年9月に夫婦で取材を受けた際の1枚で、満面の笑みの渡辺さんの遺影が。オンシジュームやひまわり、カーネーションなど、オレンジや黄色の花計11850本が彩った。太陽のように明るい渡辺さんをイメージ。渡辺さんと榊原郁恵の好きな色をテーマカラーに、デビュー当時の舞台デザインも用いながら、渡辺さんの笑顔を思い起こしてほしいとの願いが込められている。
お別れ懇談会では、お笑いコンビ・なすなかにしが司会を担当。渡辺さんの懐かしの映像、参列できなかった著名人からのお別れのメッセージVTRも。最後は参列者で渡辺さんのヒット曲「約束」を歌った。また、9月2日に浅草公会堂で「徹座7」が開催されることも発表された。
返礼品は、書籍やポストカード、渡辺さんの好物オリジナルデザインのマヨネーズだった。
渡辺さんは高校卒業後の1980年、文学座の門を叩き翌81年研究生に。同年、オーディションで「太陽にほえろ!」の竹本淳二(ラガー)刑事役を射止め俳優デビューし、劇中で殉職するまで約4年間出演。82年には歌手デビューも果たし、2枚目のシングル「約束」が大ヒットするなどアイドル的な人気となった。柔和な明るいキャラクターで、バラエティー番組や情報番組の司会者としても親しまれた。84年のドラマ共演を機に榊原郁恵と交際に発展。87年に結婚した。結婚後も夫婦共演が多く、芸能界きってのおしどり夫婦と言われた。
昨年11月20日に発熱や腹痛などの症状を訴え、都内の病院で細菌性胃腸炎と診断されそのまま入院し、その後、敗血症と診断された。治療を続けていたが回復にはいたらず。最期は榊原ら家族にみとられて息を引き取った。葬儀・告別式は家族葬で執り行われた。