村山優香 ウルトラヒロインから初写真集 「今まで見たことのない姿を」
2023年04月05日 09:00
芸能
「ずっと写真集を出したいと思っていたので、素直にうれしかったです。19歳と20歳の間、子供と大人の間で撮影できるということで、貴重な時期に写真集を出せるという特別感がありました」
──宮古島のビーチやハウススタジオ、民家などで撮った写真の数々の中で、強く印象に残っているものは?
「金色のビキニを着て、草の上で寝っ転がって撮った写真です。結構インパクトがあると思います。これまでのグラビアでやったことがないシチュエーションだったので、新鮮でしたし、大人っぽい表情をすることができました」
──なぜ金色のビキニを?
「私が大好きな満島ひかりさんが10代の頃に出した写真集を見ていたら、金色のビキニを着ていたんです。それを見て、満島さんに近い感じで撮りたいと思って、スタッフさんに『着てみたいです』とお願いしたら、用意していただけました。その金色のビキニを着て、鏡を見たら、自分じゃないような気がしました。今まで見たことのない村山優香の姿を見ていただけると思います」
──ご自身でアイデアを出した衣装はほかにもありますか?
「アーミーの格好のアイデアを出しました。キリノイチカっぽいイメージにしたかったんです。似合うかどうか心配したんですけど、着てみたら、割と似合っていると思いました。イチカっぽく銃を持って撮りました」
──20歳目前の女性の微妙なニュアンスは出せましたか?
「大人っぽさと幼さの両方をうまく出せたと思います。特に、白いビキニで撮った写真は、大人っぽくしているんだけど、ちょっと幼い感じもする、なんとも言えない表情、ポーズをしています。19歳と20歳の間に撮った写真という感じがします」
──写真集発売に併せてファンと接するイベント(詳細は後日発表)があるそうですね?
「ファンの方々と接するのは初めてなので緊張します。アットホームな雰囲気にして、仲良くお話ができたらいいなと思います」
──2月に20歳の誕生日を迎え、その後は大人の自覚が芽生えましたか?
「大人になるぞ!という気持ちだけです(笑)。想像していた感じとは違いました。特にガラッと変わったようなことはなくて、変わったのはお酒を飲めるようになったことくらいですかね」
──20歳になってからお酒を飲みましたか?
「ビール、モヒートを飲みました。周りの友だちは赤くなってたんですけど、私は同じ量を飲んでも赤くならなくて、周りから『強いね』と言われました(笑)」
──これからどんな役者になりたいですか?
「役によって全く印象が違う役者になりたいです」
──こうして取材をしていると、キリノイチカとは違って柔らかい印象を受けます。イチカがいかに役作りをしてできたキャラクターだったかということが分かります。
「良かったです(笑)。でも、普段は出していないんですけど、私にもイチカのような強い部分があるんです。その部分を全面的に出して表現したのがイチカだったと思います」
──今度は弱い部分をお芝居で出すと、見る人は全く違う印象を受けるでしょうね。
「確かに…。弱々しい役も演じてみたいです」
──お芝居の難しさと楽しさは何ですか?
「難しいところが楽しいと思います。常に、どう演じたらいいんだろうと考えていて、なかなか納得のいくお芝居ができないんですけど、時折、これはいいかも!と思えるお芝居ができた時、凄く楽しい気持ちになります。悩み抜いた後の達成感がうれしいです。見ていただいた方から『あのシーンは良かった』という感想をいただくと、悩んで良かったと思います」
──それでは最後に、ファンの方々にメッセージを。
「夢だった写真集を出します。1枚1枚、全く違う自分を見ていただくことを意識して撮影しました。19歳と20歳の間の微妙な時間の私が写っています。イベントでみなさんにお会いできるのを楽しみにしています」
◇村山優香(むらやま・ゆうか)2003年2月19日生まれ、茨城県出身の20歳。15年、映画「忘れ雪」で俳優デビュー。22年の短編映画「お雛様のヘアカット」ヒロイン役でローマ国際映画賞・最優秀女優賞などを受賞。身長156センチ。
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。