元セーラー戦士・小池里奈 所属事務所退所 30歳直前で出した結論 体調不良、家族、今後について告白
2023年04月10日 15:30
芸能
「会ったことのない人や知らない人たちが私を応援してくれたり、“助けられた!ありがとう!”と感謝の言葉を掛けてくれたり…。思春期でグラビアはやりたくないという時期もありましたが、普通に生きていたらできないこと、貴重な経験をさせていただき、感謝しています。ただ、最近は体調不良を感じることが多くて、年のせいかガタが来たのかな(笑い)」
――体調不良を感じていたんですね。
「2015年ごろからアトピー性皮膚炎と思われる皮膚病を患って、外気に触れたり、顔を水で洗うだけでも痛かったり、メイクをするのも大変で、お仕事の時はメイクさんが上手に隠してくれました。2016年からはニュージーランド留学とオーストラリアにワーキングホリデーで滞在して、約2年、お休みをいただいたのですが、オーストラリアで体調を崩して入院したこともありました。帰国してからもなかなか良くならず、病院通いが続いていました」
――そうした体調不良が退所を考えるきっかけですか。
「きっかけの一つかもしれません。4、5年前からピラティスを習い始めて1回のレッスンで体に変化が感じられたんです。小学生の時に尾てい骨を骨折したことがあったのですが、その部分を無意識のうちにかばって生活していたんだなと気づくこともでき、私としてはすごい発見がありました。それで、ほかの人にも健康を伝えるという仕事に興味が出てきて、そういう仕事に携わってみたい、そういったお手伝いができたら…と思うようになりました。自分の体と向き合うこともできるし、集中もできる…そういった時間が今の私にとても合っていると感じたので、昨年、ピラティスのインストラクターの資格を取得しました。これからインストラクターとしてのお仕事もしてみたいと思っています」
――昨年11月には医師だったお父さんを亡くされたと聞きました。
「はい。自分の体調不良には気づいていたのでしょうが、家族に心配をかけず、生涯現役で、あっさり逝きたいと常日頃口にしていた父でした。まさに、その通りになってしまって、家族としては無理やりにでも病院に連れていっていれば…と悔いもあります。ですが、とても父らしい生きざまを見させられたなぁと思います。出演映画の舞台あいさつがあったのですが、とても出られる状況ではなくて…。。父の死は気持ちとして、まだ受け入れられておらず、それも含めて、自分にとって今は焦る時じゃないなと思っています」
――焦らずに、ゆっくりとマイペースでやっていきたいという思いが強くなってきたのでしょうか?
「ゆっくりと自分のペースで暮らしていきたいなと思います。今は自分自身を大切にしながらインストラクターとして、たくさんの人が元気な体と心を目指すお手伝いをしたいです」
――芸能活動休止もしくは引退ということになるのでしょうか?
「しばらくは芸能活動をする予定はありませんが、未来の自分のことは分からないのであえて引退や活動休止という言葉は使わずにいようと思っています。地元の栃木県をPRしたり、地元に貢献する活動は続けていくつもりです。SNSもできる限り続けていきたいと思っています」
――これから先、どう生きていきたいと思いますか?
「30歳、40歳となった時に不調に負けない体力をつけたい。一生パワフルに動ける女性でいたいと思っています」
――最後にファンの皆さんへ、一言お願いします。
「これでサヨナラ!とは思っていなくて、皆さんと同じ地球で今まで通りSNSで日常を共有していくので心配しないでくださいね!デビューして20年、たくさんの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました」
◇小池 里奈(こいけ・りな) 1993年(平5)9月3日、栃木県生まれの29歳。2004年、TBS系「美少女戦士セーラームーン」のルナ役でデビュー。日本テレビ「14才の母」、同局「喰いタン2」、BSテレ東「ナイルパーチの女子会」、「劇場場 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」「劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王」などドラマ、映画、CMに多数出演。とちぎ未来大使、小山市評定ふるさと大使なども務める。血液型О。
〇…10日夜に更新したツイッターでは「大切な皆様へ、ご報告です」と題し「社長と出逢った日から今日まで、家族のように大切に育てていただき、本当に感謝しかありません。応援してくださったファンの皆様、いつも温かく支えてくださりありがとうございました」と記した。
○…演技にも定評があった小池は、昨年秋公開の映画「グランギニョール」(監督橋本一)では先生役で登場。新感覚のBL学園ホラーと話題になった作品の世界観へ観客を見事引き込んだ。このほどDVDが発売され、配信もスタートし、小池の好演が関係者の間で再び注目されていた。