とよた真帆 昨年他界した夫・青山真治さんのメッセージを再び聞き涙「最期までおんなじ思いだったなと」

2023年04月10日 13:51

芸能

とよた真帆 昨年他界した夫・青山真治さんのメッセージを再び聞き涙「最期までおんなじ思いだったなと」
とよた真帆 Photo By スポニチ
 女優のとよた真帆(55)が10日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。昨年3月に頸部(けいぶ)食道がんのため他界した夫で映画監督の青山真治さん(享年57)について話す際に涙を見せる場面があった。
 司会の黒柳徹子から「去年の3月にご主人がお亡くなりになって。おいくつでらしたの」と尋ねられると、とよたは「57歳で。若かったですね」と答えた。

 カンヌ国際映画祭、ロカルノ国際映画祭で賞を獲るなど活躍を見せた青山さん。とよたは「映画の人生でしたね。小説も書いたりしましたし、音楽も好きで、ギターも弾いたりしましたし、幅広く」と目を細めた。

 青山さんとの出会いについては「最初は『月の砂漠』っていう映画で。青山真治監督の原作で脚本、監督という作品に呼んでいただいて、それで出会いました」と明かし、「あと1年で20周年だったんですけど」と淡々と話した。

 番組では前回とよたが出演した際に、青山さんが寄せたというメッセージを紹介した。黒柳が「奥様に点数をつけるとしたら100点満点で何点ですかとスタッフの者がおうかがいしました。“点数をつけるような間柄じゃないと思うんですよ、夫婦って”。奥様の尊敬するところは?“彼女は自然と動物を守るためなら何でもします。本当です”。奥様に一言メッセージをお願いします。“森へ帰るために共に頑張ろうではないか”。以上です。まだたくさんあったんですけど。一部ですけど」と読み上げると、とよたは涙を流し、「すみません」と声を絞り出した。

 黒柳が「今お聞きになるとどう思います」と語りかけると、とよたは「私が20歳の時に母のために買った家があって。そこを凄く気に入ってくれたんですよ。で、“最期そこで亡くなりたい”とまで言ってくれたんですね。ただそれはかなわなかったので、それはかわいそうなことしたなって思ってるんですけど、そこのことを森ってたぶん言っていて」と告白。「私も心のどこかにいっつもその木があって頑張れたっていうことがあるので。やっぱり変わらず最期までおんなじ思いだったなと思いました」と続けた。

 「ちょっと先にいっちゃいましたけどね」ととよた。「自分では、なんか冗談めかして“僕は長くないけど、65で亡くなります”なんて公言してたんですよ。“そんなことないよ。そんなこと言ってる人に限って長生きするから”なんて言ってたんですけどね。“それよりも早かったなあ”なんて自分で言ってましたね。“予想よりも早くなっちゃった”みたいなことは言ってました」と振り返った。

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