「どうする家康」逸話・小豆袋失敗→阿月、川落ちも“恩返しの激走”ネット号泣「神回」伊東蒼に絶賛の声

2023年04月16日 20:45

芸能

「どうする家康」逸話・小豆袋失敗→阿月、川落ちも“恩返しの激走”ネット号泣「神回」伊東蒼に絶賛の声
大河ドラマ「どうする家康」第14話。徳川家康(松本潤・左)の陣にたどり着いた阿月(伊東蒼)だったが…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は16日、第14話が放送された。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第14話は「金ヶ崎でどうする!」。織田信長(岡田准一)とともに越前・朝倉義景との戦に臨んだ徳川家康(松本潤)だったが、その裏で浅井長政(大貫勇輔)が謀反を決意。浅井・朝倉に挟み撃ちにされれば、織田・徳川連合軍はひとたまりもない。長政の妻・お市の方(北川景子)の心中を察した侍女・阿月(伊東蒼)は、信長が陣を敷く金ヶ崎へ向かうが…という展開。

 お市と阿月は小豆を袋に詰め「おひき候へ いち」の文を入れ、家康に届けるよう使いを出したが、長政の家臣に見つかり、失敗。「あの方(家康)は幼い頃、私を助けてくれたんじゃ。次は私が、助けて差し上げねばならぬと思っておったのに」「阿月が、参りましょうか。金ヶ崎へ知らせに。走って」――。

 浅井の小谷城から金ヶ崎へは10里(約40キロ)。お市はうたた寝した隙に、阿月は城を抜け出した。長政の家臣に見つかり、川に突き落とされたものの、生き延び、夜通し金ヶ崎へ走った。

 幼き頃の男子とのかけっこ、父のしつけが身売り(300文)のためだったこと、盗み食いをお市に救われたこと、お市が南蛮菓子「コンフェイト」をくれたこと…。お市への恩返しが後押し。夜明け、故郷の敦賀湾が見えた。

 ついに家康の陣にたどり着いたものの、「おひき候へ…」と言い残し、力尽きた。傷だらけの激走だった。

 家康は信長に「早うお逃げなされ!わしの指図ではない!お市様のじゃ。阿月の命を無駄になされるな。逃げんか、あほたわけ!」。信長は撤退を決め、木下藤吉郎(ムロツヨシ)に最後尾「殿(しんがり)」を命じた。

 織田信長の退却戦「金ヶ崎の退き口」(元亀元年、1570年)。お市の方が袋の両端を縛った小豆を信長に送り“挟み撃ち”“袋の鼠”のピンチを伝えたという逸話もアレンジして描かれた。

 「平清盛」以来11年ぶりの大河出演となった伊東蒼が熱演。SNS上には「まさか阿月ちゃんが小豆袋になるとか思わないじゃん。号泣」「阿月ちゃんの女版いだてん…泣かされたわ」「今宵の『どうする家康』は神回じゃ。涙が止まらぬぞ忠義の阿月!」「伊東蒼ちゃん、圧倒的大優勝」「走れメロスとか、マラトンの戦いとかを連想する回。今回も素晴らしかった」「暫定1位の神回」「涙が止まらなかった。阿月ちゃんはずっと走りたかったんだね。最期に大好きな人のために走れたんだ。阿月ちゃんに台詞がほとんどないのに、めちゃくちゃ感情移入した」などの声が続出。視聴者の感動、伊東への絶賛を呼んだ。

 北川景子も前日15日、自身のツイッターを更新。「明日『どうする家康』14話です。侍女の阿月(伊東蒼さん)の回。皆さん涙すると思います。どうぞよろしくお願いします」と呼び掛けていた。

この記事のフォト

【楽天】オススメアイテム