岸田首相襲撃事件 元特殊部隊隊員が対策指摘「検問で防げたのでは」「見せる警備徹底すべき」
2023年04月17日 15:45
芸能
事件現場から中継で出演した伊藤氏は「地元の漁港ということで、狭い場所での警備ですので、警備としてはやりやすい場所だと感じました」と、現場の印象を語った。伊藤氏によると、現場までの道中は、ほぼ道一本だという。「ここに入ってくるためには一本道くらいしかない。ここで検問をやっていれば、何とか防げたのではないかなというのが、私の印象というか、残念でたまりません」と話した。
現場には警視庁のSPのほか、県警からも応援の警察官が配備されていたとみられるが、伊藤氏は「地方の警察と、常に警備をしている、大阪府警とか警視庁とかからは温度差が出てくる」と指摘した。また昨年7月の安倍晋三元首相の銃撃事件後にも触れ、「警護規則というのを改正している。警備現場には必ず責任者が入って、警備現場の指揮をしろというふうになっている。おそらく和歌山の駅の方も、入っていると思う。警備責任者がどこにいたのかも問題になる」とも話した。
事件を受け、岸田首相の次の遊説先の大分・別府市では16日、警察官が聴衆の持ち物チェックを行う様子が伝えられた。伊藤氏は「見せる警備を徹底すべき。“検問をやってる。持ち物チェックやっているんだよ”というのを見せていくことも必要だと思う」と、抑止力のための事前チェックの大切さを訴えていた。