岸田首相襲撃 辛坊治郎氏、聴衆の行動に警鐘「極端な言い方をしますけど、“ああ…平和ボケだな”と」
2023年04月17日 16:56
芸能
辛坊氏は「極端な言い方をしますけど、“ああ…平和ボケだな”と私は思いましたね」と辛辣なコメントで現場の様子を評した。爆発物が投げ込まれてから爆発まで、約50秒の時間があった。辛坊氏は「今回、爆発物が投げ込まれてから、その後50秒間、総理は避難させてたけど、観客はそのままなんですよ」と問題点を指摘した。
その上で辛坊氏は、爆弾テロ犯の手口を解説した。「爆弾テロ犯の典型的なやり口としては、2発爆発させるんですよ。1発目、小さく爆発させて、騒ぎを起こさせて、人ががーっと(爆発現場に)集まったタイミングでもう1発、爆発させるんです。そうすると、たくさんの人を殺すことできるから」。野次馬精神で現場に集まるのは危険との忠告を口にした。
爆破テロのような状況に遭遇した際に取るべき行動もレクチャーした。「1発目、騒ぎが大きくなったけど、鉄則として、爆弾テロに遭遇した時には、1発目の爆弾の破裂音を聞いたら、全力で反対方向に逃げるというのが、大鉄則なんですよ」とし、「今回の一連の報道を見ていると、ベースの知識には日本にはないんだなと。そんなことが起きるとは、誰も思っていないということですよね」と、危機管理意識の低さに警鐘を鳴らした。
「今回、本気の爆弾テロなら、何十人死んでてもおかしくないケースなんで」と辛坊氏。一方で、「そういうことに、残念ながら日本も備えないといけない状況になった。その恐ろしさは感じます」と嘆いていた。