藤井王将 将棋大賞5部門受賞 羽生九段との「王将戦第2局」が名局賞「将棋の奥深さ感じた」
2023年04月18日 05:15
芸能
名局賞に輝いた羽生善治九段(52)との王将戦第2局(1月21、22日=大阪府高槻市)は羽生が59手目に[先]8二金という妙手を披露。徐々にリードを奪われた藤井は終盤猛攻に転じ、わずかな受け間違いがあれば逆転模様という際どい展開に持ち込みながら、冷静に見切った羽生がシリーズ1勝目を挙げた。約3カ月前の熱戦について藤井は「一局を通し、羽生九段の方から自分にはない大局観が提示され、敗れてしまったんですが非常にいい勉強になった。将棋の奥深さを感じ、自分としても印象に残っています」と回顧した。
現在は名人戦と叡王戦のダブルタイトル戦の真っ最中。史上最年少名人と史上最年少7冠に向け期待も高まっている。「今後はより精進して内容の濃い将棋、多くの方に楽しんでいただける将棋が指せるよう努めていきたいと思います」とスピーチを締めくくった。