「どうする家康」石川数正“出奔フラグ”再び?ネット話題「鬼脚本」義の男・浅井長政“裏切りの理由”感知

2023年04月19日 06:00

芸能

「どうする家康」石川数正“出奔フラグ”再び?ネット話題「鬼脚本」義の男・浅井長政“裏切りの理由”感知
大河ドラマ「どうする家康」第14話。浅井長政が織田信長を裏切る理由を語る石川数正(松重豊)(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月16日、第14話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第14話は「金ヶ崎でどうする!」。織田信長(岡田准一)とともに越前・朝倉義景との戦に臨んだ徳川家康(松本潤)だったが、その裏で浅井長政(大貫勇輔)が謀反を決意。浅井・朝倉に挟み撃ちにされれば、織田・徳川連合軍はひとたまりもない。長政の妻・お市の方(北川景子)の心中を察した侍女・阿月(伊東蒼)は、信長が陣を敷く金ヶ崎へ向かうが…という展開。

 織田信長の退却戦「金ヶ崎の退き口」(元亀元年、1570年)が描かれた。

 “義の男”長政は何故、義兄・信長を裏切ったのか。家臣団の知恵袋・石川数正(松重豊)はこう分析した。

 「心によどみない実直な御仁。だからこそ裏切るということでは。殿と同じく、わたくしもずっと考えておりました。あの将軍にこの乱世を御せるわけがない。なのになぜ、信長殿はあの方を崇め奉っているのか。神輿は軽い方がいいからでは?おだててさえおけば、言いなりになるからでは?浅井殿は、そのすべてを見抜いたのかもしれません」

 「信長がやろうとしているのは、あの将軍を操って天下を我が物にすること。織田家による天下の簒奪。そして、日ノ本すべてを我が物にすること。浅井長政がそれを見抜いていたとすれば、今こちらへ向かっておるのは、織田信長を討つために他ならぬと存じまする」

 SNS上には「実直な御仁だからこそ裏切る。数正フラグ」「後から効きそう。それはもう、痛いくらい効きそう」「石川数正に言わせる鬼脚本」「浅井長政の離反をいち早く推察できたの、心根や思考回路が似た者同士だったのかもなぁと思うと、今後の展開が切ない」「今週の頼もしすぎる石川数正がしんどい…実直で誠実だからこそ裏切るという心の機微を、石川数正が理解していることが重い」などの声が続出。反響を呼んだ。

 史実としては、のちに数正が出奔(逃げ出し、姿をくらますこと)。第3話(1月24日)の家康の発言「おまえは情が薄いからな」から“出奔フラグ”を感じ取る視聴者もいた。

 次回第15話(4月23日)は「姉川でどうする!」。織田・徳川連合軍VS浅井・朝倉連合軍の「姉川の戦い」(元亀元年、1570年)が描かれる。「三英傑」の関係性が一層、注目される。
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