辛坊治郎氏　行政でのチャットGPT導入検討にあきれ「2周遅れくらいの日本の悪いところ」

　キャスター辛坊治郎氏（67）が25日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム　そこまで言うか！」（月～木曜後3・30）生放送で、話題のチャットGPTについて持論を展開した。 　番組中盤で「チャットGPT　犯罪・悪用のリスクは」と題し、ITジャーナリストの三上洋氏と議論する場面が。5月のG7サミットでは国際的なルール作りが議論される予定になっており、社会を大きく変えることが予想される一方、多くの問題も浮上しているチャットGPTについて、辛坊氏が「今の段階ではなかなか使い物にならねえなっていう感覚」と言うと、三上氏も「調べものとしてはアウトです」と、言葉を検索した際の精度の低さを指摘した。

　辛坊氏は「それが最近、行政だのなんだのでやたらこれを使ってって話が出てるじゃないですか。私ね、これ2周遅れくらいの日本の悪いところじゃないかと思うんですけど、チャットGPTってのが全世界に話題になって、そのタイミングで遅れちゃいけないと思って飛びついた人がいたんだと思う。でもやっぱり日本ってシステム構築して発表するのに何カ月かタイムラグかかりますから。その間に全世界では“これやばいんじゃないか”“使い物にならないんじゃないか”とか、色んな意見が主流になってきたタイミングで、もう何カ月も前にスタートしてるプロジェクトだから今更やめられない。そんな感覚」と自らの意見を語った。さらに「何だか愚かだなーって感じが凄くする」とあきれた様子だった。