秋野暢子 手術でなく放射線治療を選んだ理由「自分の人生をこれからどう生きるかを選択した」
2023年04月27日 16:27
芸能
医師からは治療法として、手術でがんを取り除く手術、化学放射線治療の2つを提示されたという。手術ではがん細胞を取り除くことができるものの、腫瘍の切除の際に一般的に咽頭も切除するため、声を失うことになる。
最終的に秋野が選んだのは、化学放射線療法。今後も仕事を続けたい思いからの決断だったという。「声帯がなくなってしゃべれなくなってしまったら、困ってしまいますから」。告知を受けたのは64歳の時で、「人生80まで生きるとして、あと15、16年。言葉をなくしてQOL(生活の質)が下がった状態で自分が生きていくことより、再発率とか高くなったりいろいろあるけど、しゃべって何年か生きる方がいいかなと、私の場合は決めたんです」と、理由を説明した。さらに「子供も成長してますし、子供のために働いていかなければならないということもないですし、自分の人生ですから、自分の人生をこれからどう生きるかということを選択した時に、私は手術よりも放射線治療だなと思ったんです」とも話した。
医師も決断に理解を示してくれたという。「基本的には、最終的には患者が決めることですから」としつつも、「先生には“放射線治療は、効く人と効かない人が極端なので、効く場合はきれいになくなるけど、効かないと全く何もいい方向には進まないから、その辺のことは覚悟しておいた方がいいですよ”と言われました」と、主治医とのやりとりを説明した。