小倉一郎 70歳でステージ4のがん判明 余命「1年か2年」も「小さく」なり「トイレで泣きました」
2023年05月02日 14:17
芸能
「結構大きかったんですよ」と話す小倉は「実は鹿児島にいるいとこが肩が痛い、痛いって言ってそれが治らないので診(てもらっ)たら、肺がんだったと。それで亡くなっちゃったんです。そのことが分かっていましたので、もしかしたらってのはあったんですけど。まあ調べたらやっぱりそうかということでした」と続けた。
「お医者さまから“ステージ4で、抗がん剤も手術も放射線も、何をやっても無駄です”と言われました」と小倉。余命は「まあ1年か2年ぐらい、はっきりは分からないけどとおっしゃいましたけど。まあなすすべがないという言い方じゃなくて、“何をやっても無駄”っておっしゃいましたから。まあ驚きはしませんでした。ああそうかと」と振り返った。
黒柳が「それで2番目の結婚の時の娘さんたちが、ほかの専門病院をいろいろ探してくれて」と続けると、小倉は「がんの専門病院、県立がんセンターっていうとこに行って、また調べたら胸の骨と、右の脳に転移してるっていうことが分かって」と説明。それでも「それで放射線で脳は1回で消えました。胸は1月ぐらい放射線当てて、これも消えました」とし、「それから抗がん剤、点滴でやるんですが、始まって。それで半年ぐらいで左の肺のがんが消えました。1年目に右のほうも、カリカリ梅、小さいのありますよね、お弁当についてるような、最初、これぐらい(直径数センチほど)あったんですね、それがこんなになって」と明かした。
「で、この間お医者さまに“もうすぐ消えちゃったら抗がん剤はもういいですか?”って言ったら、“ちょっとでも残ってたら、またあちこち転移するといけないから、何年間かは抗がん剤をやる必要がある”っていうふうに言われました」と話した。
黒柳が「でもまあそれぐらい凄かったのに、残っているのがちょっと、このぐらい」と語ると、小倉は「小指の先よりももっと小さくなってました。薬のおかげだと思います。副作用も全くなくて」と笑顔。「いや最初行った時に、“小倉さん、ステージ4でも大丈夫ですよ”って。“副作用もないいい薬がありますから大丈夫です”って言われて。最初は信じられなかったんですけど、本当に薬が…おかげさまで」と喜んだ。
黒柳から「がんが小さくなってほとんど見えないぐらいですって言われた時はどんなお気持ちでした」と問われると、小倉は「最初のレントゲンで“あれ、小さくなってますね”って言ったら、“はい、薬が効いたんですね”っていとも簡単におっしゃったんですけど、ちょっと涙がじわっと来まして。恥ずかしいからちょっと“来月は何日に来たらよろしいでしょうか”って日程だけ決めて、出て、おトイレ駆け込んで、おトイレで泣きました。それで娘たちにおトイレからメールをしました」と回顧した。
現在も治療を続けているのかとの質問には、「はい、月に1回通ってます」。黒柳が「それにしてもね、そんな胸と脳と、4つのがんがあったのが全部がとにかくほとんどなくなったっていうのは、言いようもないですもんね」と話すと小倉は「信じられないぐらいですね」としみじみ。黒柳は「でも転んで足が痛いから、病院に行って、他も痛いから診てもらったらがんだったっていうのも相当凄いですよね」とも話したが、小倉は「そうですね。骨折してなければ、普通に生活しててもっとがんの方が進行してて手遅れだったとかって、なってたかもしれませんね」と語った。