“ビートルズ仕掛け人”高嶋ちさ子父　驚きの宣伝方法暴露「大きな声じゃ言えないが」

　バイオリニスト高嶋ちさ子（54）の父で音楽ディレクターの弘之さん（88）が、2日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋SP」（後7・00）にゲスト出演し、世界的人気バンド・ビートルズのヒットにまつわるエピソードを語った。 　大手レコード会社でらつ腕を振るい、「ビートルズの日本での仕掛け人」とも言われる弘之さん。「フランス語ができる」とハッタリをかまし、会社では洋楽担当になってフランスのシャンソンを日本に紹介するはずだったという。

　ところが、シャンソンブームが下火に。代わりに弘之さんが注目したのが、英国のビートルズだった。「ビートルズの時は、ビートルズの“ビ”の字もみんなが知らない時」に、自身が取った驚きの宣伝方法を明かした。「あまり大きな声では言えないが、ある放送局の2時間の番組では、女子大生を10人雇っていたんですね」。電話リクエストの受け子に、あるお願いをしたという。「3人を押さえまして、他の楽曲をリクエストで言ってきたら、“ビートルズ”と書かせるようにしたんですね」。手段を選ばない弘之さんの作戦に、司会の黒柳徹子は「すごい…」と絶句。別室で見守ったちさ子は「ヤフーニュース（に掲載）だよ、もう…」とつぶやいていた。

　ビートルズを日本で売る作戦は、他にも。「部下を五反田の床屋に連れて行きまして、かつらをかぶせて…」。スポーツ紙を取材に呼び、「“早くも街の床屋に現れた、ビートルズカットを希望する青年”というので、それをテレビで映してもらうことによって、ビートルズを（認知させようとした）」とぶっちゃけていた。