今では絶対に認められない昭和の名優エピソード 中野英雄「平手で殴られて、30分休憩に…」
2023年05月04日 14:16
芸能
違う意味で恐怖? を感じた名優としては、渡瀬恒彦さん(2017年死去)の名前が挙がった。小沢が若い頃、刑事ドラマの犯人役で出演した時のこと。刑事役の渡瀬さんとトイレで対決するシーンで、渡瀬さんが突然、ドアを蹴破って入ったきたそうだ。「この野郎、なにアドリブなんか、かましてんだ、このクソガキが!!!」。あまりのド迫力にも、「オレ、良かれと思って…。監督でも、今オッケーと言いましたよね」と引き下がらなかったのは、「顔面凶器」と恐れられる小沢の真骨頂だった。
このエピソードを聞いていた中野は、「僕もアドリブかました時に、(渡瀬さんに)平手で殴られて、ここ(頬)に痕が残ってしまって、(撮影が)30分休憩になったことありますもん」とトンデモ告白。左頬に3カ所、掌の痕がつき、スタッフがお湯のタオルを押し当て、回復させたとか。
小沢は「あの頃のオレたちの時代のことを今に持ってきたら、パワハラの権化しかないじゃん」と少し懐かしむように話した。