堀江貴文氏 過去に炎上の理念をパン店に持ち込み大成功「弊害もたくさんあるな、というのがパン屋に」

2023年05月11日 15:10

芸能

堀江貴文氏 過去に炎上の理念をパン店に持ち込み大成功「弊害もたくさんあるな、というのがパン屋に」
堀江貴文氏 Photo By スポニチ
 実業家の堀江貴文氏(50)が、10日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演し、近年力を注いでいるパン店について自身の考えを語った。
 オンラインサロンから生まれたパン店「小麦の奴隷」が、全国に100店舗以上と急速に拡大中。ゲスト出演の「キングコング」西野亮廣から「どこかで(コツを)つかんだんですか?」と問われると、堀江氏は「10年前くらいに“すし屋の修業を20年とかするやつはバカだ”って言って、すごい炎上していたじゃないですか?あの理論はずっと続いているんですよ。職人技、職人リスペクトと、知能の話とか、AIまで全部つながったなと思って」と説明した。

 堀江氏はすし職人の世界について、あらためて自身の考えを口にした。「職人さんってさ、習ったことじゃないことをするのを嫌がったり、できない人もいれば、嫌がる人もいれば、師匠に怒られるからやりたくないという人もいるわけ」。一例としてすし店では定番のガリ(しょうがの酢漬け)を挙げ、「すし屋ってさ、必ずガリ出てくるじゃん。ガリが出てこないすし屋って、なくない?だけど、ガリじゃなくてもよくね?」とコメント。実際、わさび農園でわさびの葉と茎を譲り受け、刻んだものにだしなどを加えたおつまみを作ったことがあるという。「絶対ガリよりいい」という自信作だったが、「こんなんでも、(すし店では)師匠に言ったらめっちゃ怒られると思う」と嘆いた。

 自身のパン店では、あえて冷凍の小麦を使うことで労働時間を短縮するなど、常識にとらわれないノウハウでコストカットし、成功を収めている。「徒弟制度の職人技のいいところもあるんだけど、弊害もたくさんあるな、というのがパン屋さん(の理念)につながっている」と説明した。

 パン作りは根気と時間を要する仕事。西野も「周りがみんな8時間働いているのに、パン屋を選んだ瞬間に、粉からいくとなったらめっちゃ早起きして…。そうなったら、割に合わないと思い始めるかもしれない」と、堀江氏の考えに納得の様子を見せた。堀江氏も「当然そうなるので、それに向かって準備しないとけない。社会問題解決みたいなのもあるんだけど、実はいろんなところにそんなものがありまして」と話していた。
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