「男に生まれたかった」寺島しのぶ ラミちゃんからの“金言”に感銘「救われている気がするな」
2023年05月12日 23:10
芸能
自身は女性のため、歌舞伎俳優になれないという運命を恨み、歌舞伎を見なくなった時期もあったという。「5歳下の弟がいて、弟は若くして歌舞伎の舞台を踏んでいるわけですよ。“私は表現することがこんなに好きなのに、何で客席にいなきゃいけないんだ?”とずっと思ってて」と、ラミレス氏に訴えた。
一方で、現在は女優業をセーブし、今月、歌舞伎座で初舞台を踏んだ一人息子の尾上眞秀(まほろ、10)のサポートに回っている。そんな寺嶋に対し、ラミレス氏はこう激励した。「もしあなたじゃなかったら、歌舞伎のことが嫌いになって、離れてしまうかもしれないけど、あなたは戻ってきて、歌舞伎をサポートしている。息子さんを産んで、歌舞伎俳優のいとこ同士、仲がいい。それはとてもすばらしいことだと思う。歌舞伎はあなたの人生の一部だし、だから歌舞伎をサポートして…。それがあなたが女性として生まれた意味です」。
ラミレス氏の言葉に、寺嶋は「そういうふうに言っていただけると、救われている気がするな」と感銘を受けた様子。「“男に生まれたかった”というのは女優になってからずっとしゃべっていますけど、“結果、女で良かった”という、ここまできたという言葉をいただけたのは初めて。それはうれしい」と笑顔で感謝していた。