名人戦第3局2日目　渡辺名人、藤井王将と王頭を削り合う中盤戦！1時間以上多く残して昼食休憩

　渡辺明名人（39）が挑戦者に藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋王、棋聖を含む6冠＝を迎える第81期名人戦（毎日新聞社、朝日新聞社主催）7番勝負第3局は14日午前9時、大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で2日目が指し継がれ、先手渡辺の封じ手は飛先の歩を進めて藤井陣にぶつける攻めの手だった。 　午前中はお互いの王頭を攻め合う中盤戦に突入。渡辺の金矢倉、藤井の雁木（がんぎ）は崩れ、互いの金が離れて浮き駒になった。

　正午からの昼食休憩までに59手進み、持ち時間9時間から渡辺が4時間54分、藤井が6時間消費した。渡辺が藤井より1時間以上多く残し、午後1時から再開される。

　ここまで藤井の2勝。渡辺が4連覇へ反撃開始の初勝利か、藤井が史上最年少名人と7冠へ王手か。2日目は午後5時から30分間の休憩もあり、夜決着予定だ。

　午前のおやつは渡辺がイチゴのショートケーキとアイスカフェラテ、藤井がベイクドチーズケーキ（アイアシェッケ）とアイスカフェラテ。ベイクドチーズケーキは渡辺が1日目午後に注文した。昼食は渡辺が黒毛和牛を使ったお肉のお重、藤井は鶏天温玉ぶっかけうどんとご当地グルメ・高槻うどんギョーザ。