渡辺名人、王手で手番を握って最後の休憩に 藤井王将の2勝で迎えた第3局2日目は依然1時間以上リード

2023年05月14日 17:10

芸能

渡辺名人、王手で手番を握って最後の休憩に 藤井王将の2勝で迎えた第3局2日目は依然1時間以上リード
立会人の久保利明九段(左)から渡辺明名人(中)の封じ手が開封され、藤井聡太王将(右)に示される(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 渡辺明名人(39)が挑戦者に藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖を含む6冠=を迎える第81期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)7番勝負第3局は14日、大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で2日目が指し継がれ、午後5時から最後の休憩に入った。
 指し手は73手まで進み、先手渡辺が角を成って王手をかけた。自陣の飛車も藤井の浮き駒である金を直射し、藤井王をおびやかしている。

 一方、藤井は3筋に竜を配置し、渡辺王を側面からにらんでいる。手番を握る渡辺がやや有利と見られている。

 持ち時間9時間から渡辺が6時間44分、藤井が8時間2分消費した。渡辺が依然藤井より1時間以上、多く残している。両者には控え室におにぎりが提供された。
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