音楽プロデューサー小西良太郎さん死去　86歳　膵がん　「舟唄」「雨の慕情」「夜桜お七」プロデュース

　スポーツニッポン新聞社の元常務取締役で、音楽プロデューサー、俳優でもあった小西良太郎さんが13日午後6時25分、膵（すい）がんのため神奈川県内の自宅で亡くなった。86歳。東京都出身。通夜は19日午後6時から、葬儀・告別式は20日午前11時から、いずれも東京都中央区築地3の15の1、築地本願寺第二伝道会館で。喪主は妻玲子（れいこ）さん。 　スポニチの音楽記者時代から、美空ひばりさん、石井好子さん、加藤登紀子らスター歌手だけでなく、吉田正さん、船村徹さん、星野哲郎さん、阿久悠さんら昭和を代表する作詞、作曲家を密着取材し、音楽プロデュースも行った。八代亜紀の代表作「舟唄」や「雨の慕情」、坂本冬美の「夜桜お七」などをプロデュースした。また、阿久さんとの交友から紙面企画「甲子園の詩」のヒット企画も作った。

　2000年のスポニチ退社後は俳優業に転じ、「東宝現代劇75人の会」に所属し活動。川中美幸の劇場公演にも出演した。

　昨年7月の検査でがんが見つかり、治療してきたが、今月13日に発熱して容体が急変、玲子夫人に看取られて帰らぬ人となった。