橋本マナミ 売れない時期は「300円しかなくて」「1食60円のご飯」 2時間ドラマでは被害者役ばかり

2023年05月19日 17:05

芸能

橋本マナミ 売れない時期は「300円しかなくて」「1食60円のご飯」 2時間ドラマでは被害者役ばかり
橋本マナミ Photo By スポニチ
 女優の橋本マナミ(38)が19日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。芸能界入り後、売れない時代の役柄や極貧生活について語った。
 橋本は13歳で受けた「国民的美少女コンテスト」がきっかけで芸能界入り。「演技部門賞を頂いて。それで芸能界に入りました」と振り返った。

 だが、その後は売れない時期が続いたと言い、高2で上京したものの学校には「皆勤賞を取り」と回顧。高校卒業後の19歳の時にはNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」で千姫役を演じたこともあったが、「その時はセリフがなかったんですけど、周りの俳優さんのお芝居を間近で見て、またこの大河ドラマにセリフがある役で帰って来たいっていう思いがあって。そこから着付けの勉強をしたり日本舞踊を習ったりとかして。なるべく時代劇になじめるように」と準備をするようになったとした。

 その後も「来たとしてもNG連発してしまって、1回仕事が来ても次につながらなかったら、この業界ってもうお仕事がなくなってしまうんで、そういう感じで過ごしていたので、なかなかセリフがある役はいただくことは少なかったです」と回顧。2時間ドラマでも被害者の役ばかりだったとし、「冬の冷たい海で、水死体っていうのは。一応温かいお湯をかけてくださるんですけど、やっぱりしばらくすると冷たくなってきちゃって。亡くなった役なので、目をつぶってなくちゃいけないんですけど、寒くて震えてきちゃうと、黒目が動くと、NGなんですよね。結局撮れなくて静止画になりました」と苦笑した。

 また「お金もなくて、本当に300円しかなくて。ご飯を食べるお金もなくて。なので実家から送ってもらったお米と、あとは乾燥ワカメを買って来て、それを増やして、ごま油とおしょうゆで味付けをして、1食60円ぐらいのご飯を食べたりしていて」と回顧。「でもご一緒したスタッフんさんの中に、“あなたは大器晩成だから頑張りなさいよ”って言ってくださる方が一人とか本当に少なかったんですけど、いらっしゃって。なのでその言葉を信じて、“私はいつかいけるんだ”みたいな根拠のない自信は凄くありましたね」と語った。

 山形県に住む両親は心配しなかったかと聞かれると、「両親は凄く心配してました。あまりそれは口にはしなかったですけど、いろいろ食べ物を送ってくれたりとか、後は“いつでも帰って来てもいいんだよ”みたいな感じでは言ってくれました」と話したものの、「一切私の仕事には反対はしなかったので、そこはありがたいなと思って」としみじみと話した。
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