大黒摩季“札幌の天才”が上京して言われた厳しい言葉「声を出せるというのは、歌えるとは言わない」
2023年05月19日 21:05
芸能
上京後に目にしたのは、当時B’zやTUBEなどを手掛け、新進気鋭のレコード会社として勢いのあった「Being」のオーデション。デモテープを送り連絡をもらって事務所を訪ねた際に言われた言葉に衝撃を受けた。
「デモテープ聞いたよ。コーラスとしてウチで勉強しないか。君みたいな子は正直たくさんいる。才能は全然ないと思うよ」
大黒は「カチンと来ましたね。天才だと思って当時は上京していますから」と笑って振り返る。しかし、そのプロデューサーは「可能性は感じてるよ」とも。その当時、違うレコード会社から複数のオファーを受けていた大黒だったが「私より凄い人いるよね~って気づき始めてもいた。“ですよね~”みたいな。このプロデューサーに賭けてみよう」と成長するために、あえて厳しい道を選びバックコーラスとして活動をスタートさせた。
想像以上に厳しい道のりだった。「声を出せるというのは、歌えるとは言わないんだよ、と。すごいしごかれました」と苦笑いを浮かべた大黒。「いつかギャフンと言わせてやるって思っていました。ギャラを(自主的に)返したこともありました」と18、19歳とは思えないハートとガッツで下積み時代を過ごしていたと明かした。