スポニチOB、音楽プロデューサー 小西良太郎さん通夜に800人 坂本冬美「感謝しかありません」
2023年05月20日 05:10
芸能
五木は「本当に寂しい」としのんだ。2003年、歌謡界の2大巨頭である阿久悠さんが詞、船村徹さんが曲を手がけるアルバムが企画され、歌い手に抜てきされた。「なかなかできないことを、小西さんのお顔の広さで実現できた。大きな財産になりました」と感謝した。
坂本冬美(56)は、小西さんがプロデュースした「夜桜お七」が代表曲となった。小西さんが歌人の林あまりさんに詞を依頼し、三木たかしさんが曲をつけた。今でこそ誰もが知る名曲だが、坂本は「最初は斬新すぎて、レコード会社も発売するのも危険だと、発売がなくなりそうだった」と明かした。その時に「三木先生が“俺が責任を取るから”とおっしゃって、小西さんも“大丈夫だ”と後押ししてくださった」と語った。
曲は見事にヒット。「みんなで祝杯をあげました」と懐かしそうに振り返った。「あの曲があったから、私はここまで歌わせていただいてる。感謝しかありません。これからも頑張って歌いますから、見守っててください」と目を潤ませた。
◇主な参列者 五木ひろし、堀内孝雄、川中美幸、石川さゆり、坂本冬美、由紀さおり、秋元順子、大月みやこ、田辺靖雄、岩本公水、長山洋子、永井裕子、神野美伽、鳥羽一郎、三田明、松本明子(順不同、敬称略)