地方移住狙う東野幸治、相次ぐ移住トラブル投稿に動揺?専門家「思っている以上に田舎は忙しい」

2023年05月20日 18:34

芸能

地方移住狙う東野幸治、相次ぐ移住トラブル投稿に動揺?専門家「思っている以上に田舎は忙しい」
お笑いタレントの東野幸治 Photo By スポニチ
 お笑いタレント・東野幸治(55)が20日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」で、地方移住の“現実”をつきつけられた。
 番組では、大炎上した地方移住者のSNS投稿を取り上げた。高知県土佐市に移住した女性が「田舎はどこもこうなんですか?」と切り出し、市の観光施設で7年間カフェを営むも、地元の権力者とされる施設の指定管理者に突然、立ち退きを言い渡されたとツイッターで主張。自治体側は、投稿に事実でないところもあると反論し、退去勧告は協議中とした。他にも、限界集落に移住した男性が、地域活動に異議を唱え仲間はずれにされ、体調を崩した経験をYouTubeで語るなど、移住者が増える一方で、そこに潜む問題が注目を集めている。

 山口県周防大島に移住し、地方移住相談を行うふるさとライフプロデューサーの泉谷勝敏氏は「各自治体は人口減少食い止めのため、移住者獲得に必死」と語る。自治体によっては空き家をリフォームして提供したり、住宅購入補助金など手厚い支援制度があり、移住がより容易に、魅力的になりつつある。

 泉谷氏は「大前提として大半の人の移住はうまくいっている」とした上で、移住者と地元住民の間に「思い」のギャップがある場合、トラブルに発展しうると指摘した。移住者は「多忙な都会生活を離れのんびりしたい」「都会のしがらみから逃れたい」「地元の人がサポートしてくれるだろう」と期待。対して地元住民は「優遇されているならもっと地域のために働いて」「地域行事に積極的に参加すべき」「お客様感覚では困る」との思いがあるという。

 「地方移住は海外移住と同じくらい大変。都会生活のノウハウは通用しないと思っておいたほうがいい」と泉谷氏は助言。「地方移住に理想を描き過ぎると失敗する。思っている以上に田舎は忙しいし、やることがいっぱいある。極論ですが、そんなに良い所ならそもそも過疎化していない」と釘を刺した。

 将来、地方移住を考えている東野は「言い方よ…。すごい水いっぱいかける…」と自身の思いに水を差され、肩を落とした。ほんこんは「でもこれ、お互いが我慢せなあかんで。地元の人も、人増やしたいならそこは受け入れて。地方から行った人は、そこのしきたりがあるんやから、うまいことやっていかないと」と語った。

 泉谷氏は「失敗しないためにはプレ移住が大切」と、移住前の体験を勧めた。東野は「この番組で、ミニコーナーとしていろいろプレ移住していきます」と、公私混同の?コーナー化を狙っていた。 
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