東山が性加害問題謝罪 事務所の代弁に終わり残念 “長男”だからこそ言えることあったはず

2023年05月22日 05:30

芸能

東山が性加害問題謝罪 事務所の代弁に終わり残念 “長男”だからこそ言えることあったはず
東山紀之 Photo By スポニチ
 【記者の目】ジャニーズ事務所の“長男”と言われる東山。「最年長である私が最初に口を開く」「後輩たちには極力待ってもらいました」と前置きした上で問題に言及。被害者がいるかもしれない後輩たちの代表者として、タレント側に立った目線での発言をするものだと期待した。
 だが、神妙な表情で口にした言葉は、ジュリー社長の声明の流れをくんだような内容に終始。キャスターとしての見解を示すこともなかった。性加害問題を知っていたのか、長年見過ごされてきたことをどう思うのか。40年以上所属している東山だからこそ言えることもあるはずだが、そこへの言及はなし。これで、いろんな思いを抱える後輩たちが発言しやすくなる環境をつくることはできたのだろうか。事務所への愛着が強いことも一因だとは思うが、経営者側の考えを代弁するような内容で終わってしまったのは残念だった。

 後輩を待たせてまで口火を切ることにこだわった東山。今後、後輩たちがこの問題についてどう話していくのかで、その評価は変わるのかもしれない。(文化社会部芸能班キャップ・伊藤尚平)
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