フット後藤「あまりに低かったので」憧れの芸人からの低評価で引退考えた過去 岩尾も「全否定された感じ」
2023年05月25日 12:46
芸能
当時について、岩尾は「1回目なんでなんのこっちゃわからない感じで出てました。誰も笑ってない。審査員の方々も」と振り返ると、後藤は「誰もがどういう大会なのかもわからないで始まったみたいな感じ。(島田)紳助さんと松本(人志)さんが見ている前でやるってことだけがビックイベントで。昔のM―1は殺伐としてるんです。紳助さんとか松本さんとか談志師匠ですよ。セットも黒を基調としたセットで」「楽屋で他の芸人と談笑するなんて誰もやってなかった。岩尾もハンバーグ弁当食べてすぐ吐いてましたし。俺はずっとタバコ吸ってて、火葬場より煙出てた、マジで」と回顧した。
後藤は「今でこそ最低点って85点とか80点台。僕ら、松本さんに付けられたの55点ですよ」と話せば、岩尾も「そういう点数が普通に最初は出てたんです」も説明。後藤は「1年目に松本さんと紳助さんの点数があまりに低かったので、もう辞めようと思ってたんです、低すぎて。憧れている人が50何点出すって、“もうナシです!”って言われているようなものですから、辞めようとホンマに思ってた」とあまりの点数の低さに引退を考えたことを告白した。
後藤が「後で聞いたら、岩尾も少し思ってたらしくて」と話を振ると、岩尾も「無理やろうなと。全否定されたみたいな感じなので、今までの最高傑作を持っていたつもりが全く通用しなかったので」と同じく引退を考えたとした。ただ「“どうしようか”と言ってても、大阪に帰ったら劇場の出番が次の日からどんどん入っているので“じゃあ、ネタも作らなあかんな”みたいなので、続けていった」と結局は仕事があったことで続けることになったという。
後藤は「それでネタの作り方を変えて、次の年のM―1グランプリで紳助さんと松本さんの点がバコーン!って高かったんです。優勝した時より嬉しかった。紳助さんも“え、お前ら去年出てた?こんなに変わるの?”って、それが嬉しかった」と笑顔。岩尾も「嬉しかった。それでも、80何点、今のスベったやつの点数ぐらい。そんだけウケても」と苦笑した。