野口聡一氏　宇宙でやりづらくなる意外な動作「重力がないのですごく力がいる」　芦田愛菜も驚き

　宇宙飛行士の野口聡一氏（57）が、27日放送のテレビ朝日系「サンドウィッチマン＆芦田愛菜の博士ちゃん90分SP」（後6・30）にゲスト出演し、宇宙でできない意外なことについて明かした。 　大人顔負けな知識や実行力で趣味を極める少年少女“博士ちゃん”たちが、サンドウィッチマンや芦田愛菜にその魅力を紹介する番組。この日はさまざまなジャンルの博士ちゃんがリモートで登場し、野口氏を質問責めにした。

　その中で飛び出したのは、「（宇宙で）生活に支障があること、できないこととかってあるのかな？」という質問だった。野口氏は「たとえば、本を読む。あれが宇宙に行くとできない」と打ち明け、読書家で知られる芦田愛菜も「え～！？」と声を上げた。

　野口氏は、宇宙の無重力空間だからこその大変さを解説した。「宇宙だと重力がないので、頭も自然にこの（まっすぐ前を向いた）状態なので、これを下げるのにすごく力がいる」とし、「ベッドで寝ていて、首だけ起こしておへそを見ようとすると結構、疲れる感じあるでしょう？ああいう感じ」と例を挙げた。

　宇宙で本を読む場合は、目の前に本を持って来て、真正面で見るような方法になるという。「地上だと手が疲れるでしょう？やってられないから、こう（本を下に降ろし、目線を落として読むように）なって、自然に読んでますけど、あれが宇宙ではできなくなる」と説明していた。