将棋の第8期叡王戦5番勝負は28日、岩手県宮古市の浄土ヶ浜パークホテルで第4局を行い、2度の千日手指し直しの末、後手の藤井聡太叡王(20)=王将、竜王、王位、棋王、棋聖含む6冠=が挑戦者・菅井竜也八段(31)を下し、シリーズ成績3勝1敗で3連覇を達成した。
6冠を維持した藤井はこれでタイトル獲得通算14期となり、歴代では単独7位に浮上。31日開幕の第81期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)7番勝負第5局(長野県高山村)で渡辺明名人を下すと、シリーズ成績4勝1敗で史上最年少名人と同時に史上最年少7冠となる。