テレ朝、ジャニーズ性加害問題に見解 東山紀之の発言は「承知していた」 タレント起用に変更はなし
2023年05月30日 14:16
芸能
3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きな注目が集まった性加害問題。ジャニーズ事務所は今月14日、藤島ジュリー景子社長が「深くおわび申し上げる」と被害を訴える人に謝罪するなど、ジャニーさんの性加害問題について初めて見解を発表。一方、この問題への対策が長年取られなかったとして、これまでのジャニーズ事務所の体制を「異常」と表現。再発防止に取り組むことを強調した。
所属タレントとしても、最年長の東山紀之が21日に出演した同局の情報番組「サンデーLIVE!!」で、スーツ姿で眼鏡をかけた沈痛な表情で「心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした」などと謝罪。「このままジャニーズという名前を存続させるべきなのか」と社名についても言及。「外部の方とともに全てを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならないと思います」と、事務所改革のため創業以来60年以上続く社名を変更する可能性を示唆した。
篠塚社長は、この東山の発言について「発言は承知していた」とコメント。「当社として、報道番組のニュースキャスターでありジャニーズ事務所に所属しているので、東山さんがコメントするのが自然ではないかと考えた」と見解を述べ「(内容に関しては)打ち合わせをした上で、あのようなコメントになった。基本的には東山さんの考え。編集権、編成権は我々にある。当然、私たちの方から持ちかけています。コメントするかしないかは我々の方から相談する」と立場を示した。