生駒里奈「“ホラーの女王”になります!」6・16公開「忌怪島」出演 恐怖作品引っ張りだこ
2023年05月31日 05:30
芸能
「よく、女の子が“キャー!”と金切り声を上げる場面がありますよね。でもそういうのを見ると興ざめしてしまいます。本当に怖い時はそうならないと思うんです」。実は人一倍の怖がりで、ホラー映画は一人では見られないほど。だからこそ“リアリティー”へのこだわりが強い。
人生初の主演映画が2015年公開の「コープスパーティー」。初主演の連続ドラマは昨年7月期の「OTHELLO」。いずれもホラー作品だ。「OTHELLO」の脚本は「リング」シリーズの鈴木光司氏(66)。今回の「忌怪島」の監督は「呪怨」シリーズの清水崇氏(50)と、ジャパニーズホラー界のレジェンドたちとの仕事が続いている。
乃木坂46時代には明るく無邪気なキャラクターでグループを支えていた。そんなイメージとは真逆のホラーになぜか縁がある。「ビビリの私になんでこんな怖い役が集まるのか。イメージとのギャップが良いんですかね」。苦笑いを浮かべながらも、どこか楽しそうだ。
「ホラーを見るのは怖いから嫌いですが、出演は楽しい。普段あり得ないことを演じられるから」。その言葉どおり「ホラーの女王」と呼ばれる未来を思い描いている。
次なる目標は――。「怖がってばかりなので、今度は私が驚かす側になりたい。妖怪をやってみたい。座敷童(わらし)とか」。楽しそうに語る口ぶりは怖さとは縁遠いが、だからこそ、その笑顔が崩れる瞬間が生駒のホラー演技の魅力なのだろう。
≪プログラマー役もキーボードに苦戦≫「忌怪島」は、ある島を拠点とするVR研究チームに不可解な死が訪れる物語。生駒が演じるのはそのチームのプログラマー。「普段はキーボードを指一本で打つタイプなので演じるのが難しかった」と笑った。最新のメタバース空間と、島に伝わる怪奇伝承が融合。「携帯電話の『着信アリ』、ビデオの『リング』。今回はその最新バージョンですね」と見どころを解説。「でもそこには昔から変わらない人間の愚かさなどもあり、夏の酷暑をヒヤッとさせます」とアピールした。