藤井聡太王将 史上最年少7冠、名人奪取!20歳10カ月でW快挙「立場にふさわしい将棋を指さなければ」
2023年06月01日 18:54
芸能
藤井は通算タイトル獲得数を歴代7位の15期とした。これまで出場したタイトル戦は全て制している。
王座への挑戦者を決めるトーナメントは5月10日に開幕。藤井は1回戦で中川大輔八段を下し、永瀬拓矢王座への挑戦まであと3勝とした。王座戦5番勝負は例年9月開幕。これを制せば、史上初となる8タイトル全制覇の可能性がある。
藤井王将は2020年7月16日の第91期棋聖戦5番勝負第4局で渡辺棋聖を下し、17歳11カ月の史上最年少でタイトルを獲得。同年8月19、20日の第61期王位戦第4局では木村一基王位に4連勝し、史上最年少で王位を手にした。21年9月13日に行われた第6期叡王戦第5局では、苦手にしていた豊島将之叡王を最終局で振り切って3冠を達成。同年11月12、13日の第34期竜王戦では豊島竜王に4勝0敗でストレート勝ちした。22年2月11、12日の第71期王将戦第4局では渡辺王将に4勝0敗で快勝し、史上最年少で王将に。今年3月19日には第48期棋王戦第4局で10連覇中だった渡辺棋王に3勝1敗で勝利。羽生九段以来2人目の6冠となり、羽生の24歳2カ月を大きく更新する史上最年少記録も樹立した。
▽将棋のタイトル戦 王将戦、竜王戦、名人戦、王位戦、叡王戦、王座戦、棋王戦、棋聖戦があり「8タイトル戦」と呼ばれる。5番勝負または7番勝負で優勝を争う。優勝賞金の最高額は、竜王戦の4400万円。タイトル戦以外のNHK杯などは「一般棋戦」と言われ、段位によって出場できる、できないがある。このうちNHK杯、朝日杯、銀河戦、JT日本シリーズが「主要4棋戦」。